「でもさ、これホントに旨いぜぃ、これ」
「なら明日の朝ご飯に出しても大丈夫ですよね…」
「は?朝飯?」
「?はい、美味しくできたら朝ご飯に出そうと思ってたんです」
「……」
そう言うと先輩は少し考え込んでるみたいだった
それから急に何かを思いついたように手をうった
…どうした?
「涙、そらだめだ」
「なんでですか?」
「美味しいけどまだ完成じゃあないからな、どうせだったら完成させてからにしようぜ」
「え「な、いいだろ?」あ、はい………」
「なら良かったぜぃ」
「はっ、はぁ…」
上手く丸め込まれた気もするけど、気のせいかな……?
純粋?そんな言葉、
((俺たちの辞書に))
((そんな文字はない))