Lei lo vuole!

□16章目
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「おい涙!」

「何ですか?」




次の日、私は150%ぐらい元気になった

いろんな人が心配してくれて、涙が出そうになりましたよマジで

それで、無事マネ復活したワケです、ハイ


そんな1日がやっと終わり、私がタオルを洗っていると急に後ろから声が掛かった




「今から空いてるか?」

「急にどうしたんですか、景吾先輩?あいにく私ばんg「そうか、なら大丈夫だな」いや無理な理由今言おうとしたよね!!?」

「着替えは用意してある」

「最初から拒否権なしかよ!!」




こんな感じで私は車に無理矢理入れられた

…いやこれ誘拐じゃね?

(でも用意されてた服が私好みなものばっかりで、文句言えませんでした)













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「おぉ、これは綺麗だな…」


「…」





そして何故今私は水族館にいる


景吾先輩は珊瑚礁にいそうな色鮮やかな魚たちを見ながら感嘆の声を漏らしている

…いや子供か




「なんで水族館なんですか?」

「あ?俺様が来たかったからだよ」

「なんちゅう自己中!!」

「まぁいいだろ?おら、次あっち行くぞ!」

「うわっ」




私の手を引きながら足早に次のコーナーに歩いていく先輩はホントに子供みたい

顔もめちゃいい顔してるし





「あ、ペンギンと記念撮影だって!」

「!おっお前が行きたいなら、行ってやらねぇコトも…!」

「…」

「何だよその目は」

「…何でもないよ、ほら行こう!」

「しっ仕方ねぇなぁ」




きっと甘え方を知らないだけなんだな…

先輩は変なところで大人なのに、変なところで子供だ




「あ、カップルさんですか?美男美女で羨ましいです」

「カップル?!//」

「フン、よく分かってんじゃねーか」

「え、ちょ、先輩!//」

「じゃあこのカメラで頼む」

「はーい、かしこまりました!…はい、ちーず!」




パシャッ




「礼を言う」

「いえいえ!それではこの後もどうぞお楽しみください!」




先輩は受け取ったカメラを少し嬉しそうに見つめる

そんなにペンギンと記念撮影嬉しかったのかな?




「ねぇ先輩!次イルカショー見に行こうよ!」

「お前も十分楽しんでんじゃねぇか」

「せっかく来たんだから、ね!」




それから、イルカショー見て、お土産見て、ラッコ見てめっちゃ楽しんだ

久しぶりの水族館だからテンション上がりすぎたかな


私たちはベンチに座った




「あー、楽しかった!ありがとうね、景吾先輩!」

「あぁ別にいい」

「でも何で急に水族館?」

「…氷帝にいた時水族館に行きたいって言ってただろうが」

「覚えて、くれてたの……?」

「当たり前だろ」




私がつい漏らした何気ない一言を覚えてくれてたなんてビックリした




「…まぁ、暇だったからな」

「っありがとう!」

「あぁ、礼はいい」

「…じゃあ今度先輩の行きたいところに行こ!」

「は?」

「私の行きたいところに連れてきてくれたんだから次は先輩の行きたいところに私が連れて行ってあげる」

「…はっ、いいじゃねぇか」

「よし約束ね!」




それからまた先輩の車で合宿所に帰った

…そういや抜けてきて大丈夫だったのかな?








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