Lei lo vuole!

□15章目
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「げほっ、げほ…!!」

「…ホンマにすまん」

「いや身体が弱い私が悪いんだから!…ごほっ、」

「涙、大丈夫か?!あぁー、何で熱なんか…」

「ホンマにゴメンなさい!!!」

「…光、可哀想だから」




落ち込む謙也先輩を、更に落ち込ませようとする光を慌てて止めた

そう、光の言う通り私は風邪を引いた

たぶん原因は昨日のプール

あれから一応お風呂入ったんだけどなぁ……




「今日はとりあえず寝ときや…?」

「私はマネージャーだし…!」

「ええから」




そう言って私の頭を優しく撫でてくれる蔵先輩

…こんなコトされたら断れないじゃないか




「ほな俺らは練習行ってくるさかい、ちゃんと寝てるんやで」

「涙姉ちゃん!早よ元気なってな!」

「無理したらアカンで?」

「…まぁ死なんようにな」

「無理したらあかんばい」

「元気なったらまた探検行こな!」

「先輩はそろそろ懲りてくださいな」

「ありがと、練習頑張ってね!」

「「おん/おぉ!」」




ベッドの上からだけど皆を送り出した後はとてつもなくヒマだった

…先輩に言われた通り寝ようかな…


そう思ってベッドに潜り込んでみると意外にもカンタンに睡魔が襲ってきて、すぐに瞼が重くなった

それに私は反抗することなく静かに瞼を下ろした






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