Lei lo vuole!

□14章目
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「ふぅ〜、気持ちよかった〜」




お風呂から上がった私は
桜乃ちゃんとは別れ、自室に向かってたら向こうから謙也先輩が向こうから歩いてきた




「ぁ、涙!」

「先輩!どこか行くの?」

「おん、ちょっと探検や」

「探検?」

「なんかプールとかジムあるって聞いたからおもろそうやなぁって」

「プール?!私も行ってみたい!」

「ほな一緒に行こか」

「うん!」




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「わぁ、ホントにプールだ!」

「…信じてなかったんかい」

「いやー、だって、ねぇ?」

「泣くぞ」

「泣いてください」

「どこの鬼畜や!!」




ホントに謙也先輩をからかうのは楽しい


私は夜だからか、ライトアップされてるプールサイドに座って、水に手をつけてみる




「冷たっ!!」

「…プッ」

「あっ、いま先輩笑った?!」

「いや笑ってないて!」

「嘘ついたら閻魔様に舌抜かれる、よ!!」

「冷たい!!」




私は水を軽く掬って、先輩にかけてやった

そしたら先輩はやり返しとばかりに水をかけられた

ガチで冷たい…!!






「冷たいって!!」

「俺も冷たかったわ!!」

「自分がイヤなコトは人にしちゃいけないって習わなかったの?!」

「それは涙やろ!…うおっ」

「ぇ、きゃっ!!」



バッシャーンッ




「ぅっ、げほっごほっ!!」

「すまん!!!」

「だっ誰のせいっで!!!」




私たちは今プールの中にいる


理由は簡単

謙也先輩が足を滑らせたか知らないけど転んで、そのまま落ち様に私のジャージの裾を掴んだ

後は言うまでもなく、2人仲良くプールイン


器官に水が入ったみたいで痛い




「早よ上がろ、風邪引くわ!!」

「げほっ、せんぱ、いッ!」

「どないした?!」

「冷たすぎて、ごほっ、身体に力ッ入んない!!」

「!今引き上げたるわ!」




そう言うと先輩はプールから上がったのにもう一度プールに飛び込んだ

そして私を樽抱きしながらプールからもう一度出て、プールサイドに私を寝かせてくれた




「だっ大丈夫か?!」

「なん、とかッ!風呂入ったばっかりなのにまた身体、冷えた!」

「すまんて!」




そこで先輩は目を見開き、顔を林檎みたいに赤くさせた

そして急に立ち上がり、どこかへ走っていった


?どうしたんだろう


しばらくすると先輩はバスローブを持って走ってきて、私に俯きながら差し出してきた




「……これ着ぃ…//」

「?あっうん、ありがと…」




バスローブを羽織ると、まだ暖かかった

けど、足に力が入らなくてふらついてしまう




「…ちょい我慢してな」

「わっ、」




急に浮遊感に襲われたと思ったら、私は謙也先輩に横抱きされていた




「せっ先輩!私重いんでおろしてください!!//」

「重ないて、涙が重かったら俺らどうなんねん。今はちょっと甘えといて」

「けどっ!//」

「樽抱きにすんで?」

「…ごめんなさい」




自室に帰るまで、私は好奇の目に晒された















分かってください

((透けとんのぐらい気付いて!!//))




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