Lei lo vuole!

□5章目
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「ふぅ〜…」




いまやっと食器洗いが終わった

姫華ちゃんは当たり前だけどいない


ご飯中は図々しいかもしれないけど四天宝寺で食べさせてもらった

四天宝寺の皆は私を笑顔で迎えてくれて、一瞬涙がでそうになった

…けどその笑顔がなんだかぎこちなかったのは私の気のせいかな


食べ終わった後氷帝の皆に『なんで自分たちの所に来なかったんだ』って怒られた

侑士先輩。
あれは怖すぎる

顔は般若みたいで、瞳なんかギンギラギンに輝いてた

あの顔だけは忘れない


それから、明日は一緒に食べる約束をしてなんとか切り抜けた

…たまにあの人たち怖いんだよな




「涙さん…!」

「ぇ?」




私がお風呂に入りに行こうと食堂を出た時、誰かに話しかけられた

そちらの方を見れば、視界に入ったのは黄色のジャージ、銀髪だった

名前はたしか…




「仁王、先輩…?」

「覚えてくれとったんか?仁王雅治ナリ」

「仁王先輩が私にどうしたんです?」

「いや、うちの部長が涙さんを連れて来いってうるさくての…」

「幸村先輩が?」




私、なにかしたかな…?!

晩御飯がマズかった…?

…あり得るよね




「今から立海でお菓子パーティーするんじゃ。来てくれんかの?」

「わっ私なんかが行っちゃってもいいんですか…?」

「最初からそう言ってるぜよ」

「なら行かしてもらいます!」




立海の人たちと話してみたかったしちょうどいいかな…

…決してお菓子につられたワケじゃないよ?




「なら行くぜよ」

「はいっ!」




あぁいい人だな





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