Lei lo vuole!
□1章目
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翌日早朝、私たちは新幹線の中にいた
関東まで行くにはやっぱり時間がかかるから新幹線で行くらしい
朝早いから先輩とかも眠たそうに欠伸してる
ちなみに私の隣は光くんで、前は金ちゃんと白石先輩
「ワイ新幹線乗んの久しぶりやわ!」
「私は一昨日乗ったばっかりです」
またすぐに関東に戻るなんてあの時は思いもしなかったよ
「てかコシマエとか来とるんかな?」
「?コシマエ?」
「青学の越前っていう1年やで!」
「あぁ青学の!」
たしか景吾先輩たちが騒いでたな…
「そういえば今日はどこの学校が参加するんですか?」
「たしかその青学と涙ちゃんが前おった氷帝。あと立海やったかな」
「立海まで来るんですか!?」
「おん!」
「私見たことないから見てみたかったんですよね…!」
「?氷帝のマネやってたんやろ?1回ぐらいあるんとちゃうん?」
「いや、なんか分かりませんけど大会とか合宿とかは行かしてもらえなくて…」
「「((絶対涙/ちゃんをほかん学校に見せたなかっただけやろ))」」
「?…ふぁぁ」
「眠いんやろ?肩貸したるから寝とき」
「いっ、いや大丈夫ですよ!」
「ほれ」
私が反論しようとすると光くんは私の頭を掴み、肩に押し当てた
いい匂いだな……
私の視界はいつのまにか真っ暗になっていた
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「もう寝とるやん、涙ちゃん」
「そないに眠たかったんかぃな!」
「昨日夜遅くまで俺らのデータ、分析してたみたいですわ」
「ホンマにええ子やな…」
「ワイ姉ちゃんに本マネなってほしいわ!」
「俺もやて、金ちゃん。…でもまぁムリにさすわけにはいかんやろ?」
「そらそうやけど…」
「まぁゆっくり勧誘していったらいいやないですか」
「せやな!」
寝てる間にこんな会話が繰り広げられていたなんてもちろん涙は知らない