「…ぁ!そろそろ職員室行かないと…!」
「職員室の場所分かるか?」
「…ちょっと分かりません」
「ほな連れてったるわ。そう言う事なんで先輩、行ってきますわ」
「おっ、おん」
先輩方に了承が取れたらしく、光くんが私の手を取り校舎に歩いていく
優しいし、カッコイいし本当にパーフェクト男子だよなー……
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「…あれ見たか?」
「おん…!誰やねアイツ!?ホンマに財前か!?」
「さっき公暁さん…いや涙ちゃん?の耳に光のらしきピアスが見えてん!
あの光があの大切なピアスあげてんで?!あり得へんわ…!」
白石と謙也が顔を見合わせた
「あの光に春かいな?それも実の妹に?スゴいわよ…!!」
「いやいろいろあかんばい」
小春は何やら感動しているらしいが、それを千歳がツッコむ
「ふーん、おもろい子やな……」
職員室から渡辺オサムだけがただ1人楽しそうに笑っていた
お姫様…ですか?
((本当に広いな、本当にここで私、大丈夫かな?))
((先輩ら惚れたっぽいなー…))
(((はぁ、)))