「あっ、アンタもオリンピックカラー好きなん…?」
「え…、あっ、はいッ!なんか気が付いたらこの色買ってたりしてて…」
「俺も好きやねん。ほれ」
俺は耳のピアスを指差す
「本当だ!カッコイいですよね!」
「おん」
「私もあるんですよ?」
そう言って妹は自分のネックレスと指輪を俺に見せてきた
「あともし良ければお名前を…」
「それ知らな一緒に生活できひんやろ。俺は財前光や、よろしゅう」
「私は公暁涙です!これからよろしくお願いします!」
「おん。てか涙はピアスん穴開けとるん?」
「あっ、はい!最近付けてませんが、一応開けてます!」
「なら俺んピアスとアンタの指輪、交換しょーや」
気が付いたら口から出ていた言葉が出ていた
大切なピアスやのに、なんでか勝手にこんなん言うてた
今日の俺はなんやおかしいわ…
「いいんですか、私のなんかと…?」
「ええよ、双子やねやろ?」
「ははい!では…」
そう言って涙は青の指輪を外し始めたので、俺も青のピアスを取る
「どうぞ!」
指輪を受け取り、指につける
涙も耳に俺のピアスをつけた
そして笑顔で一言
「これで正真正銘のおそろいですね!」
おそろい
((なにコイツ、超可愛いやん…//))
(光、くん…?)
((これとこれから毎日住むん?!//))