ローダンセを貴方に
□拾弐幕
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「瑞希って、卍解使えるのか…?!」
「うん、使えるよ」
「強いとは思ってたけど、」
「瑞希をなめてはならんぞ、ただでさえ特殊な斬魂刀で具現化した斬魂刀が3人もおったのにそれを2日かからぬうちに習得したのじゃから」
「はぁ!!?」
「元々仲良かったですからね」
「それは関係ない」
「ちょ、ちょっと待てよ!3人ってどういうことだ?!」
「ん?瑞希、お主まだ一護に能力を見せてなかったのか?」
「機会がなくてですね」
「…ちょうどいい機会じゃ、卍解も含めて見せてやれ」
「今ですか?!」
「俺も見たいぜ!」
「ほら、一護もこう言うておるしの?」
「……仕方ないですね。卍解なんて百年近くやってないんだけどなぁ、」
「百年!!!?瑞希ってなんさ「一護、」はい!!!!!」
「女の子に、歳は聞くもんじゃないよ?」
「さーせんした!!!!!」
私がそう言うと一護はすごい勢いで頭を下げた
それを見た夜一さんは呆れ顔
神然丸に手をかけると夜一さんはため息を一つついてから口を開く
「瑞希の斬魂刀はさっきも言った通り特殊じゃ。一護の斬魂刀は常時解放されておるが普通は違う、解号というものがあってそれを唱えられたとき初めてその力は解放される。神然丸はその解号が3つあって、その解号によって能力が違うのじゃ」
「だから3人か!」
「うむ。…儂は一護の用意をしてくるから任せたぞ、瑞希」
「はーい。1つは一護見たことあるよね?あの雷のやつ!」
「あぁ、あるぜ」
「2つめは、"満ち溢れろ 神然丸"」
刀身の形が変わってく
またいつもと同じように私の周りに水のリングができた
あぁ、そういえばこのリングが思いっきり顔にぶち当たった真子の顔、すごく面白かったな
「さっき説明してなかったけど雷のやつは私が霊圧込めてるときは刀身に触れただけで感電するからさわっちゃダメだよ?」
「こわっ!!」
「それでこれは水を司ってる。私の神然丸はその司ってるものを自由に出せるから、これの場合は水圧とかで殺せたりなんかもするよ!」
「じゃあ雷とか自由に出せんのか?」
「霊圧によって電圧も変えれるから気絶させたりも、死なせたりもできるから便利だよ、あれは」
「それもう無敵じゃね?」
「いくら能力が強くても持ち主の能力がそれに比例してないとね。…それから最後は、"燃えたぎれ 神然丸"」
「おぉー!」
「メン!」
「うおぉお!!!?なにすんだ?!」
「こんな感じで炎もでるよ」
「誰も信じてねーって言ってねーだろ!!」
私が解放した神然丸を冗談で一護の方に振れば、炎が勢いよく吹き出して、一護がそれを割りと本気で避けてた
冗談なのにね
こんなところは拳西に似てる
「これは切った対象を燃やしちゃえるし、温度も高いからからこの時も触れるのをオススメしないかな!」
「…さっきから思ってたんだけどよ、そんな大切こと俺に言ってもいいのか?」
「信じてるし、信じてほしいからいいよ」
「え?」
「私はもう一護を信じてるよ、一護は私のことバラさないって。それに反対に一護がまだ私のことを寝返るかもって疑ってるなら信じてほしいからね!」
「おっ、俺はもう信じてるから!!話してくれてありがとな!」
「!うん!…じゃあ最後にば「瑞希!!」どうしたんですか、夜一さん?」
「すまん、途中のようじゃが少し来てくれるか?」
「はい!ちょっとごめんね一護、また後で!」
「おぉ」
一旦解放をといて、私は夜一さんのところに向かう
夜一さんの顔は少し不安げ
なにかあったのかな
「霊圧を深く探ってみた。すると井上が十一番隊舎におることが分かった」
「!十一番隊舎に?」
「ほかの者は捕らえられて違う場所にかたまっておる。霊圧では皆無事そうなんじゃが、井上だけが別のところにおることが少し疑問じゃ。見に行ってはくれぬか?」
「もちろん行きます。夜一さんには一護をお願いしたいですから」
「すまぬな。では頼んだぞ」
「はい、」
私は瞬歩で地上に出た