手をかざして、私は手に霊圧を込める
するとオレンジの光で更木は包まれた
少しずつだけど傷が塞がっていく
完全にじゃないけどほとんど塞がった辺りで手に霊圧を込めるのをやめる
「おねーさん、敵なのに助けてくれてよかったの?」
「だってキミの大切な人なんでしょ?」
「!!ありがとう!じゃあ!」
そう言って更木を担いで、某水道管工事の兄さんの壁キックの要領で上に向かった女の子
よくあんな小さい身体であんな大きいの担げるな
私は次に一護に手をかざしてると、音もなく黒猫が現れた
「……夜一さん、」
「相変わらず味方にも敵にも甘いのう」
「更木は一護を成長させてくれたからです」
「まぁお主がどう言おうと構わん。しかし一護の奴派手にやられたの…」
「でも頑張ってました」
「知っておる。だがまぁ相手があの更木剣八では仕方ない、相討っただけでも大殊勲じゃ。…さて、一護を安全な所に運ぶぞ」
「はーい。でも夜一さんも手伝ってくださいよ、私なんかが運ぶより夜一さんの"あれ"使った方が楽じゃないですか」
「…仕方ないのぅ」
(……なんで裸なんですか)
(猫がなにか着ているわけなかろう)