ローダンセを貴方に
□碌幕
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今も変わってないんだったら懺罪宮の方向で一護と知ってる霊圧の激しいぶつかりを感じる
そしてお互いにだんだんと霊圧が小さくなってきてる
これは危ない
私は私の中で一番早い瞬歩でそこへ向かえばものの数秒で着いた
私の目に入ってきたのは一護が倒れるところだった
「「一護!!!!!」」
「またこんな血流して…!!」
「………瑞希、姉ちゃん………?」
「……恋次、」
「っげほ、知り合いか…?」
「うん、大切な…弟だよ」
「っ!…なんでっ、急にいなくなって……?!」
「…今は知らなくていいよ、後で説明できたらしたげるから今は寝ときな」
「ぉ、れはっ…!!
無理矢理起き上がろうとする恋次の頭を優しく撫でると、恋次はゆっくりと目を閉ざしていった
私は胸元に光るあの日くれたネックレスを握りしめながら立ち上がる
にしてもお面被って霊圧も違うのになんで一護と恋次は私だって分かったんだろう
「しっ死神、お前何者だ??!」
「一護さんは僕たちが守りますッ…!!」
「あぁ、私は一護の仲間の佐藤瑞希、こっちに来た瞬間にはぐれちゃったんだけどね。信用ならないんなら私は別行動とるけど?でもこの話し合いはちょっと待って、後ろから何人か霊圧が来てるからとりあえず逃げないと。ついてきてね」
「あっあぁ…」
そう言って私は一護を担いで走り出した
後ろをチラ見すれば戸惑いながらついてきてるみたい
私は昔よく隠れるのに使った地下の用水路まで来てから一護を優しく下ろした
「そこのモヤシくん」
「モヤシ?!僕は山田花太郎です!」
「じゃあ花太郎くん、キミ四番隊だよね?」
「!なんで、」
「キミが戦闘する姿なんて想像できないし、キミの霊圧がなんか心地いいからね」
「……そうです、僕は四番隊です」
「じゃあ良かった。一護を任せるね」
「もちろんです!!」
「じゃあね」
「まっ待てよ!」
「なに?」
「お前は誰なんだよ!?顔は仮面で隠してるし、霊圧は抑えてるから小せェけどオーラが明らかに違う!!」
「…私はね、過去から来たんだ。聞いたことないかな、消えた五番隊五席の話」
「あ!!百年前急に消えたっていうあの……」
「あはは、それ私」
「えぇ?!」
「私はその頃にルキアと出会ってる。だから私はルキアを助けたいの、一護も同じ目的だから今は仲間としてこっちに来てる」
「……」
「てかこの仮面そんなに変かなあ……」
「変っつーか怪しいな」
「あ、そか。じゃあ私は行くよ、意識戻ったら一護によろしく」
「あっ、ちょっ!!」
私の足音はやけに用水路に響いた