ローダンセを貴方に

□弐幕
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「黒崎くん!!」

「あ、えっと……」

「瑞希でいいよ!」

「じゃあ瑞希!どうしたんだいきなり…?」





さっき黒崎くんが消えた近くを探してみると、なんかハシゴがあったから降りてみた

そしたら見たことがある空間に出た

………あぁ、100年前に喜助と夜一さんに連れてきてもらった勉強部屋に似てるんだ

にしてもよく作ったな


話を戻して、下りてみると一護が死神の姿でなんか男の子と闘ってた

私が駆け寄ると気づいてくれたみたいで、中断して走ってきてくれた黒崎くん





「私、黒崎くんたちと行くことになったの…!」

「は?」

「…信じてもらえないかもしれないけど、ついさっきまで私100年前にいた。私はルキアを知ってる、大好き!!…だから助けたい」

「瑞希……、」

「黒崎くんがダメだって言っても私は1人でも行くから」

「…言うはずねーだろ」

「え?」

「その眼は嘘をついてる眼じゃねー。…一緒に頑張ろうな、瑞希!」

「っうん!」

「あっ、後よ…、」

「?」

「一護って、呼んでくれねー?」

「一護…?」

「あっ、疾しいコト考えてるんじゃなくてよ、そっちの方が仲良い感じがするかなってさ…!」

「じゃあこれからよろしくね、一護!」

「!あぁ!」





「…なーに、いい雰囲気になってんスか」


「うわっ!!」「!うおっ、」





いきなり背後に現れた喜助に、私たちは思わず飛び上がる

いつのまに……!!


てかいい雰囲気?

一護と仲良くなれたから?

ならそれを邪魔するって、どうなんだろう





「黒崎サン、瑞希の実力知りたくありませんか?」

「瑞希の実力?」

「はい。これから仲間になるんです、知ってた方が有利でしょう?」

「そらそうだけどどうやって……」

「そんなの簡単じゃないスか!」

「は?」

「こうやって!!!!」

「うぎゃっ!!」





次の瞬間、喜助が斬りかかってきた

私は反射で避ける





「なっ、何して…!!!」

「これが1番手っ取り早いでしょ?」

「けど!!」

「…瑞希、ワタシの帽子を取ってみてください。本気でこないと…死にますよ?」

「っ上等!鳴り響け 神然丸!!」

「!」





刀身が光れば、いつもみたいに形が変わる

黒すぎる刀身からは眩いばかりの雷が溢れる

その雷が私の周りを囲むように駆け巡ってる


…これの時静電気で髪の毛浮くのがイヤなんだよな





「あぁ、今回は雷サンスか」

「ただのきまぐれだよ」



「(今回?)」



「…じゃあいくよ」

「どーぞ♪」








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