ローダンセを貴方に

□参幕
2ページ/3ページ







こんにちわー


いま私、佐藤 瑞希は絶賛引きずられ中です

理由はお猿でも分かるぐらいカンタン!

また仕事を抜け出しそうとしたワケです、ハイ

窓から脱出しようとしたところを今日はなぜか真子に捕まったわけ

まぁそこから隊舎に隊室まで引きずられてる

今の率直な感想は、摩擦で火傷しちゃいそう、かな





「真子、さすがに痛い!!」

「自業自得や」

「それでもヒドい!!」





そんな時、私たちの元へ2匹の地獄蝶が飛んできた





《流魂街にて大量の虚が出現。直ちに五席までの各隊席官は現地に向かえ》


「!虚か…!!」

「各隊五席までって、だいぶ手強いんじゃない?」

「そんなこと言うてる暇やない!はよ行くで!!」

「分かった、分かったから!!だから引きずらないで!!!!?」




やべ、ほんとに泣きそうです

作文意識はないからね





































私たちが一番乗りだった

そこには負傷した5番隊の平隊員が必死に大量の虚を相手にしてた

え、うちの隊士なんて聞いてない





「早よ助けてやらんと…!!」

「方法は?」

「問わん!とりあえず即行終わらせ!!」

「了解」





私は斬魂刀を抜き、解号を唱える

うーん、今の気分は怒りの赤かな





「燃えたぎれ 神然丸!!!」





刀全体が光輝き、変化していく

私は神然丸をスゴいスピードで回しながら切りかかっていく

虚を1匹倒した時には神然丸は緋色に輝いてて、私の周りには炎が渦巻いてた

刀身からも炎が溢れ出てる





「佐藤五席…ッ!!」

「お疲れさま、もうちょいで援軍来るからよそで休んどきなよ」

「はいッ!」


『いくラ来てモ無駄じゃ。死神、貴様モ喰ってやろウぞ』


「は?私だいぶキレてんの分かんないの?大切な五番隊士傷つけやがって…。そんな死にたいかな?
んなカス共燃やし尽くせや、神然丸!!!!」





私の声に応えてくれたみたいに神然丸からさっきとは比べものにならないぐらい炎が出る





「神技・絶対炎花!!!!」





眩しいくらいに赤い光を放っている刀身の一方を地面に向け、そのまま勢い良く突き刺す

そうすれば、その差した地面から大量の虚を囲うように炎で円が描かれる

それを見て、神然丸を鍵を開ける勢いで回した

次の瞬間、円の中を炎が覆う


うーん、これぐらいならすぐに燃え終わるかな?

やっぱ数多いときはこの技いいね





「お前ェェエエ!!!!」

「ぐひゃっ!!」

「お前俺を殺す気か!!?後もうちょい遅かったら俺死んどったわ!!これ使うときは一言言え言うたやろ?!」

「あ、そういや真子いたね。ていうか方法問わないって言ったじゃん」

「忘れとったんか?!あとそれとこれとは別や!!」

「意味わかんない」






でもいきなり後ろから叩くなんてヒドいよね

って言ったらまた叩かれた


てか暑い

もう燃えたよね?死んだよね?
…まぁ死んでなくても普通に殺せばいっか





「何回もごめんよ。…満ち溢れろ 神然丸」

「うおぷっ!」





そう呟けば、今度は刀身が淡い水色に変わって、大量の水が私の周りを囲むみたいな感じで輪っかがあった

(真子は、それ顔直撃だったからいろんな意味で顔ヤバかった)





「そゥらァァ!!!!」





そんなことも気にせず、私が神然丸をスゴいスピードで回せば、そこから水が出てきて炎を消していく

いつも思うんだけど、この斬魂刀ホント楽だよね





「瑞希!!!」

「あ、リサ!」





声のする方を見れば、瞬歩で現れた隊長方

こちらを見てあからさまに呆れてる





「また瑞希が1人で終わらしたんか」

「いや、うちの隊士を怪我させてたからついカッとなっちゃって」

「霊圧がだいぶあがっとったからだいたい予想しとったわ」

「あはは」

「あーあ、また野原をこんなにしちゃって…」

「喜助の力でどうにかしてよ!」

「うーん、まあできるだけがんばります」

「でも瑞希ちんがいたら一瞬で終わらせちゃうから面白くないー!!!」

「何言ってんだ。早く終わらしたのがいいに決まってんだろーが」

「でもー!!」





いつものメンバーが揃った

真子とゆかいな仲間たち(私命名)





「…瑞希、いまめっちゃ失礼なコト考えとったやろ」

「そんなことないって!てかせめて疑問文にしようよ」

「そんなんどうでもええから早よ帰ろや!ウチ早よ帰って甘味屋行きたいわ!!」

「たしかにね!」

「帰ろ帰ろ!!」

「…あれ?何か忘れてるような」

「?何してるんスか、瑞希?」

「…んーん、何でもない!」












「いや、お前んところの隊長忘れんなや!!!!」







次へ
前へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ