大空少女。

□16話目
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「っ、」







見てるだけで不快

小さい子供を本気で殺ろうとする大人

行こうとするのを抑え、奥歯を思いっきり噛む

あれ、なんか鉄の味してきた



それから泣きながらランボは10年バズーカを撃って10年後のランボが登場した

……あれがランボの10年後…

…なんかチャラいなオイ





「おぉ、若き桃子さん!!」

「……そんなに10年後の私は老けてるのか」

「!そういう意味ではありません…!!現在…いや10年後も相変わらずお美しいです、最期に桃子さんが見れて良かったです」

「最期とか言うなよ、縁起が悪い!!!」





こんなやりとりをしてからランボ(15)参戦

そしたらまた泣いて10年バズーカを撃った

10年後が更に10年バズーカ?

バズーカの煙で前が見えない


げほげほげほっ


あ、器官入った

そして煙が晴れて、そこにいたのはさっきよりも大きくなったランボだった





「20年後のランボ……」

「!!桃子、さん、皆さん……、なんて懐かしい……。…やはり桃子さんは幼少の頃から美しさは変わっていられなかったようです」

「お前もか。未来のツナはどんな教育してんだオイ」





それからは圧勝

やべ、惚れそう

とか言ってたら横(主に山本の肩の上)から弾丸飛んできたから慌てて避けた


勝ったと思った瞬間、ランボをまた煙が包んでそこには見慣れたランボがいた

でも問題はそこじゃない、ランボが微動だにしないってことだ

動かないのを良いことにランボを蹴りまくるアイツ

フルーレを握る手が力を入れすぎてカタカタと震える

ランボにとどめをさそうとした瞬間、私は我慢の限界で走り出した





































ドスゥンッ!!





「目の前で大事な仲間を失ったら………、死んでも死にきれねえ」

「フッ」

「………なにするんですか、リボーンさん」





いや、正確には走り出そうとした

私が走り出そうとした瞬間私の目の前を弾丸が走り、止まらないと脳天いってた

そんなことできるのなんてリボーンさんしかいないじゃん





「頭を冷やせ、お前までリングを捕られちゃ俺たちは負ける」

「……っ」

「やっぱり姉弟だな、考えることが同じだ」

「…でなきゃ困りますよ」





そこでサーキットに繋がる導体を炎が包む手で握るツナに目線を戻す

頭にも手と同じ橙の炎

別人だった

力強い目も逞しく立っている姿も





「ボンゴレリングだとか、次期ボスの座だとか、…そんなもののために俺は闘えない」

「「「!!」」」

「でも、友達が…ッ仲間が傷つくのはイヤなんだ」

「(ツナ……)」



「ほざくな」



「!!危ないっ!」

「うわっ!!!」





XANXUS兄さんの声がした

なんか直感的に危ないと思って声のした方を見れば明らか不機嫌なXANXUS兄さん

私は思わずツナの方へと駆け出す





ドッ!!





「!!桃子!!!!」

「!」

「っげほっ、予感、てっき、ちゅぅ……!!!」

「「「桃子/さん!!!」」」





ツナを突き飛ばした

フルーレが折れるのはイヤだから受け止めなかったんだけど、お腹直撃

一体何したんだ、XANXUS兄さんは





「大丈夫、ツナ…?」

「!俺なんかより桃子の方が…!!!」

「私は大丈夫だって、それが私の使命だもん!」

「っ、…XANXUS!!」





そっから正直記憶がない

けど皆が私を呼ぶ声だけ聞こえた

あっりー、なんでだろーな


とにかく頭が酷く痛んだ

































寒い海

(視界が真っ黒になる寸前、)
(一瞬だけ金色になった)








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