大空少女。
□15話目
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「おはよー、ツナー」
「おはよう…………って何で普通にいんの??!」
「ん?」
あれから私が家に帰って牛乳飲んでると、眠たそうにツナが2階から降りてきた
幽霊見たいな顔してるけど、普通にそれイジメじゃね?
「何ともない?!」
「もちろん!朝ご飯作って帰ってきた」
「うん、桃子だもんね!!!!!」
「どういう意味だコラ」
「………あ、プレゼントだよ桃子」
「……………………なに、ガチで刺されたいの、愚弟よ?」
「いやタンマ!!!!」
ツナが私の手の上に乗せてきたのはなんか如何にも呪いますよオーラが出てる角×2
私はその角を思いっきり振りかぶれば、ツナは顔を真っ青にしながら顔の前で勢いよく手を左右に振った
タンマ?
じゃあ解いた後は投げていいのか?
「何これ。3文字以内で説明して」
「え??!3文字って少なっ!!!!」
「早く答えて」
「(超理不尽!!!!!?)
え、えっとね、
ツナの説明によると、昨夜10年バズーカで10年後のランボが来たらしい
(うーん、ちょっと見たかったな)
その時にそれをもらったらしく、聞けば10年後ランボにはリング争奪戦の記憶はないみたい
……どうなってるんだ?
「あぁっ、もうこんな時間だ!!!!遅れたら殺される!!!!」
「……あ、修行か。いってらっしゃい」
「いってきます!!」
バタバタバタバタ
あぁやっぱりツナは騒がしい
玄関の方に慌ただしく走っていった
バタバタガチャンッ
…牛乳飽きたからコーヒー牛乳にするか
「……雨、降りそうだな」
外を見ればどんより曇り
こんな空を見てたら私まで暗くなりそう
私は勢いよくカーテンを閉めてやった