大空少女。

□12話目
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「…」




おはようございます

こちらは沢田桃子です


えぇー、今日は最初のリング戦

私は昼から今日のために昼寝していて今起きたわけです、ハイ


ちなみに開始時刻は11時

ただいまの時間は11時10分

…あれ?普通にヤバくね?




「…寝過ごしたァァァァア!!!」




私はジャージから慌てて仕事着に着替える


うわ、寝癖ハンパないじゃん


最後に愛用のフルーレと銃をベルトに差して、窓枠に手を掛けた時、窓ガラスに貼られている紙に気付いた




「《あっちで待ってるぞ。BYリボーン》
………いや、これ書く時間あったら起こしてくれてよくね??!」




それから力いっぱい窓枠を蹴って夜の世界に飛び込む

屋根の上を走ったり飛んだりしながら並中へと向かった




「一生忘れませんからね!!!!」




後からツナに聞いたんだけど、この私の大声はニュースで取り上げられるほどだったらしい

…そんなにうるさかったかな?




-----




並中_




「おい、桃子はどうしたぁ!!?」

「あり?そーいや…」

「桃子は寝b……いや今来た」

「「?」」




ヒュー ドシィィン




え?スゴい音だって?

そりゃ私みたいな重いのが近くのマンションの屋上から飛び降りたんだから


やべ、土煙と足のビリビリハンパね




「っげほ、げほっ!
ひっ、ひどいですリボーンさん!起こしてくれても良かったじゃないですか!!?」

「お前も立派や裏の人間なんだから時間ぐらい守れ」

「言い返せねーのが悔しい!!」




土煙が晴れてきて段々クリアになっていく視界

そしたらリボーンさんとツナ以外の皆様が警戒心剥き出しで、各々の武器に手を掛けていた

…あはは、すんまそん




「なんだ、桃子かぁ」

「登場派手すぎだよ、桃子!!!」

「ごめんって!」

「桃子、寝坊したわけ?かっこわりー!」

「ははっ、桃子も寝坊すんだな!」

「うるさい!」




偽王子と野球バカに初めてイラってきた

なに?
私はしちゃいけないわけですか?

キミたちはしないんですか?

お前らに言われる筋合いなんてあるんですか?

その頭かち割ってやろーか




「……桃子、」

「なに、ツナ?」

「全部声でてるよ」

「……おかしーなぁ、たしか心の声で言ったハズなんだけどな」

「ごめんそれ勘違い」

「誰が偽王子だって?」

「野球バカかー!」

「ぁ、ホントだ」




偽王z……げふんげふん、ベルは例のオリジナルナイフを手で弄びながら(口だけだから分かんないけど)怪しく笑ってる

武はただ笑ってる
…これはこれで怖いな




「…そういや今日は誰の試合?」

「無視すんな!!」










我らが
寝坊姫


(……桃子さん、)
(なに?)
(…寝癖が……)
(みっ見んな!!//)









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