闘え、だーも!

□仇
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あれから、一護に風呂借りて入った

行く前に見たルキアと一護の闘いには口出さねェ

私はまだ死にたくねェんだ


正直隊舎のに比べたら小せェが、なんか安心できる

なんかいい匂いするシャンプーを使って、お湯にちょっとつかってから出た

髪長いから正直鬱陶しい

この前切ってやろうとしたら卯ノ花さんとか女子軍が超怖かった

あん時初めて女子にがちで恐怖ってやつを感じた、今でもトラウマ


パジャマってやつが私は嫌いで、いつも風呂上がりは着流しを着てる

死覇装は締め付ける感じで嫌いだ

昔一角とか十一番隊の奴らが買ってくれたやつ

ちょっと色褪せてきちまったけど、1番気に入ってる

私は髪自然乾燥派だから今髪をいつもみてェにくぐっちまうと癖がつくからいつもくぐらねェ

あぁ髪切りてェ





「風呂せんきゅ」

「あ、いまからめ、し………」

「ん?」





風呂から出たところで一護に逢った

だんだん一護の言葉が小さくなってって、最終的に硬直

一護の目の前で手とか振ってみるけど反応なし

…なんだコイツ





「ルキアー!」

「どうかいたしましたか剣埜隊長!!?まさか一護になにかされたのですか?!袖白雪ぃぃぃい!!!!!」

「とりあえず落ち着いてくれ」





冗談でルキアを呼んでみたらホントに来た

1秒も間なかったよな?

つか一護、お前どんだけ信用ねェんだ、オイ





「それより剣埜隊長!!なんていう格好をしているのですか!!!?」

「え、着流し」

「そういうことを訊いているのではありません!!なぜ着流しなのですか!さらしも巻いていませんし、髪も下ろしていらっしゃいますし!!!!」

「風呂上がりはいっつもこれだ」

「それは自室だけにしてください!!ここは狼の家なんですよ!?絶対自分以外の殿方といる時はおやめください!!!」

「楽じゃねェか着流し」

「そういう問題ではありません!!」





ルキアがキーキー叫びながら一護を引っ張っていった

その合間に、もう飯ができてるからリビングに行くよう言われる


ちょ、引っ張りながら階段上ってやんな、すごい音してるから

さすがに可哀想だろ





「あ、剣埜さん、ですよねっ!?ご飯できてるんでこっちどうぞ!」

「は、おっおう」

「えっと剣埜さんは、お兄ちゃんの先輩ですか?私はお兄ちゃんの妹の黒崎遊子です!」

「先輩……じゃあねェけどんなもんか?私は更木剣埜。遊子な、1日よろしく」

「はっはい!」





なんだかフワフワしてる。これ第一印象

一護の妹とは思えねェな


リビングに行く短い廊下で軽い話をする


双子の妹の夏梨がいること

親父は医者で、いま急患で外に出てることを話してくれた

あぁ、惜しい





「夏梨ちゃん、剣埜さん連れてきたよ!」

「あっは、はじめまして!!」

「おぉ、今日一日よろしくな」

「剣埜さん!!いきなりだけど一兄なんかのどこがいいの!!?」

「は?」

「え、だって剣埜さんは一兄の彼女じゃ……」

「それ一体誰情報だ」

「前来た巨乳でオレンジの髪のお姉さんだけど、」

「よし乱菊明日極刑決定だ。……悪ィけど、そんな関係じゃねぇよ。まあ個人的には1番私の理想のタイプに当てはまってるけどな」

「………一兄ぃぃぃぃいいい!!!!!!」

「あ、」





リビングから飛び出していった夏梨


え、私腹減ったんだけど

この匂いは……肉じゃがだな





「剣埜さん!私、姪っ子とか甥っ子はたくさん欲しいです!」





一体何の話だ




































(お父さんに報告しなきゃ!)
(え、私の飯は?)








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