D家の妹さん
□23章目
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ナルトside_
「ここがさきん部屋…………」
デイダラに案内させられて着いた家
そこの2階にさきん部屋があった
扉には鍵がついてある
ポピュラーな4桁の数字を合わせる奴
「これが開かないから入れないんだよ、うん」
「さきに鍵付けさせるほど何したんだってばよ」
「何回か夜這いしただけで付けられたんだよ」
「右に同じくだ、うん」
「自業自得じゃねーか。てか"だけ"っておかしいだろ」
あ、今初めてサスケに共感したってばよ
「…さきの誕生日とかは?」
「全部やったに決まってんだろーが」
「んー……」
扉の前で男4人で考える
さきがいなかったらコイツらとこんなコトあり得なかったよな
「…………あ、」
「なんだ、チャーシュー」
「チャーシュー??!」
「旦那、間違ってやんの、ぷぷ!ソイツの名前は煮卵だぜ、うん」
「ドヤ顔してるとこ悪ぃけど、全く違うからな?!あとお前ら、ラーメンの具言ったらいいと思うなよ!!!?俺はナルトってばよぉ!!」
「あ、それ」
「オイラ絶対残すんだよな、あれ」
「ナルトをナメんじゃねぇぇぇええ!!!!!!」
「ナルト、話を最初に戻すんだ」
「そうだぜ、ガキ」
「お前からだろ!?」
「んで、心当たりあんのか、うん?」
「………ちょっと前、
「さきー!」
「ん?どしたの?」
「この前皆で撮った写メ送ってくれってばよ!」
「あぁ、あれね。ちょっと待って。……あれ?どこだったかな?」
「さき、ケータイロックしてんの?」
「今時当たり前だよ、ナルト」
「へぇ…。パスワード、見てたら明らかさきの誕生日じゃねーけど、どんなんにしてんの?」
「……プライバシーの侵害だ」
「見えたんだから仕方ねーってばよ」
「まぁナルトだからいいんだけどさ。教えてほしい?」
「おぉ!!」
「それはね、…―
『大切な人たちの誕生日を合わせてるんだ』って言ってたってばよ」
俺はそこまで言ってから、つい見えちまったあの時のパスワードになるように数字を合わせる
最後の数字を回し終わった時、カチッていう気持ちいい音が聞こえた
「たぶんお前らの誕生日なんじゃねーの?」
聞いたあの時は知りたくて、胸がすんげーモヤモヤしてた
けど今なら普通に分かる
ソイツらはその数字を見てビックリしてた
「《0508》…………」
「……こら当てらんねーや、うん」
「やっぱアイツはツンデレだ」
「早く入るぞ」
「おぉ!」
ノブを回した