D家の妹さん

□20章目
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「いらっしゃいませー」


「おぉ、さきちゃんじゃねェか!!」


「………どうもありがとうございましたー」


「待て待て!」




放課後さきが働いていると、ファミレスに見知った顔がやってきた


さきはその2人が開けた扉を無理矢理閉めようとしている限り会いたくなかったのだろう


しかし2人も負けず、何分かの争いの末、とうとう扉は開いた




「ひっ、ひでェなぁ ハァハァ」


「さすがデイダラの妹だな」


「誉められてる感が皆無だよコノヤロー」





そう、飛段とイタチだったのだ


バイトしてるコトを隠しているさきからすれば最悪だろう




「あれ?今日は黒髪ちゃんいねェのか?」


「!あっ、あぁ、今日は休みなんだよ!!」


「ふむ、残念だ」


「(危ねェェエ!!!)」


「さきちゃんもココで働いてたんだなァ!」


「うん。てかココで立ち止まんの止めようよ、明らか入ろうとしてたお客さんがキミたち見て逃げてってるから」


「あぁ、そうだな」


「お席はあちらです」


「さきちゃん、それ外だぜ」


「え?違うんですか?」


「あっ、あの席空いてるぜ!」


「勝手に座んなよ!!?」




勝手に近くにあった2人席に腰掛ける2人


さきは文句を言おうとしたが、もう無駄だと考えたようで、ただ溜め息をついた




「注文はみたらし団子50皿で」


「ファミレスにみたらし団子はねーよコノヤローでございます」


「なに??!」


「どんなファミレスだよ」


「じゃあ俺は×××で」


「禁止用語じゃねーか!!どっかのそういうお店と勘違いしてるんじゃないの?!」


「ねェのか?!」


「当たり前だろ」




こんな漫才のようなやりとりをしながら、なんとか注文を取ったさき


さきが注文を厨房へと届け、接客に戻ろうとするとテンテンに呼ばれた




「?どうしたの?」


「あれってお兄さんの知り合い?!」


「そうだけど…」


「超美形じゃない?!」


「…は?」


「だってあのオールバックの人だって不良っぽいけどカッコいいし、黒髪の方なんて文句も無く美形じゃない!!」


「…そう、なのかな…?」


「羨ましいわぁ」










眼科にオススメします

(お待ちどうさまでーす)
(うひょー!ハンバーグだぜ、ハンバーグ!!)
((…これが?))





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