D家の妹さん

□15章目
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あれから玉入れ、1500mが終わり、またもアナウンスが鳴り響く
(当たり前だがさきはぶっちぎりの1位である)




『続いて借り物競争に参加する選手は入場門に集合してください』


「あれ、さき?帰ってたのか?」

「今さっきね」

「相変わらず早いな!」

「早くなんてないよ?」

「そういうのは2位との差を見てから言ってほしいってばよ」

「てか私借り物競争に出たかった…」

「?なんでだ?」

「なんか楽しそうじゃん」

「お前が休んでたのが悪ィんだろーが」

「痛っ!」




ナルトと話していたさきにすれ違い様、額を軽く叩いたサスケ

どうやら借り物競争に出場するらしくそのまま入場門の方へと向かっている




「サスケが借り物競争!?」

「なんか笑えてくるね」








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借り物競争の内容は酷なものばかりだった

途中でさきが出なくて良かったと思い直した程だ

例えば眼鏡やピアスなど装飾品


ここまでは普通だろう

酷いのはここからだ

好きな人や彼氏、彼女

特に酷いものは元カノや初恋の人なんてものもあった

どこが借り物か全く分からない

というかなぜ色沙汰ものばかりなのだろうか?

しかしこの借り物を書いている紙を作成したのが理事長の綱手と校長の自来也だと言えば皆が納得するだろう


そして最終レース

そのランナーの中にサスケはいた

あからさまに嫌そうな顔をしている

それを見たクラスメートたちは苦笑するばかりだ

しかしそんなサスケを気にすることなく開始を意味するピストルが鳴らされた






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