D家の妹さん

□14章目
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『100走に参加する生徒は入場門前に集合してください』


「ん?たしかさきも出場するってばよ!!」

「あぁ…、そういやシカマルがそんな事言ってたっけ」




あれからデイダラと別れ、さきはナルトと歩いていた




「"も"ってコトはナルトは出んの?」

「おぉっ!さきとレースは違うけどな!」

「一緒のレースとか私死ぬから」




さきは喧嘩をナルトとよくするため、運動神経の良さを身を持って知っている

一緒に走る姿を想像したのか、少し顔を青ざめさせた


入場門に着いてみれば、レースごとに並んでいるらしく、ナルトとは別れた

そしてアスマ先生に連れていかれ、自分の位置に向かう

ナルトは2レース、さきは7レースだった

ほかにもいのやシカマルなども出場するようだがコースは離れているようで、さきはため息をつく

すると横には3年生たちが並んでいた

さきは知り合いがいないか探していると、斜め前にカンクロウがいる事に気づいた

カンクロウは見知った赤髪と話していた

さきは思わずその赤髪の頭を叩いた




「…なにうちの先輩に絡んでんの」

「さき!?」

「さきじゃねーか。知らなかったのか?カンクロウは俺の後輩でもあんだよ」

「…はぁぁあ?!」

「さき!サソリ先輩の知り合いだったのか…?!」

「知り合いじゃねぇ、彼氏だ」

「かっ、彼氏?!」

「ウソつくんじゃねェ。カンクロウ先輩、サソリは兄さんの友達です」

「さきって兄さんいたじゃん?!」

「!あっ、シクった」

「言ってなかったのか?さきはデイダラの妹だぜ」

「あっ!」

「………はぁぁぁぁあ??!!」




サソリの一言に、カンクロウは目を見開く

しかしアスマ先生に注意され、押し黙るカンクロウ

さきはコソコソとカンクロウに話しかけた




「知り合いなんですか、兄さんと?てかサソリの後輩って…?」

「サソリ先輩には中学ん時、お世話になったんじゃん。デイダラ先輩はそん時にじゃん!」

「サソリがお世話した…?」


『では選手入場!!』




「あっ、じゃあまた後でです、カンクロウ先輩!!」

「おうっ!頑張れじゃん!」


「先輩こそ!」




さきたちは走り出した






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