「自意識過剰ですよ、先生」
「自意識過剰じゃ済まされないヨ」
「……俺も残ってやろうか?」
「「は?」」
いきなりのサスケの爆弾発言で、カカシとさきは目を見開く
そんなさきたちに、サスケは顔を少し赤らめながら付け足す
「いやっ、お前が心配だとかじゃなくてだな、そのっ、あれだ…!俺も一応団長だから、こういうのをさき1人に任せるのも俺的には性に合わないんだっ…!」
「(あらまぁ)」
カカシはサスケのあからさまな態度に、ある1つの結論に行き着くが、さきは全く気づいていないようで、首を傾げている
「?いいよ、私が言い出した事なんだし。それにサスケには大好きな兄さんがお家で待ってるでしょ?早く帰ってあげなくちゃ!」
「な"っ…!!…もういい!俺は帰るからな!!」
「?ばいばーい」
サスケはいつものさきの天然発言に先程以上顔を赤らめながら、急ぎ足で教室を出て行く
そしてさきはまた首を傾げる
それを見たカカシは、サスケが哀れでしょうがない
「カカシ先生、サスケお腹でも痛かったのかな?」
「いやきっと心が痛かったんだヨ」
「心?」
「さきはまだ知らなくていーの」
天然記念物
(あれ?そういえばナルトはどーしたの?)
(…あっ!!)