「ごめんなさいね、厚かましい事言ってしまって…」
「いえ、気にしないでください!反対に手伝っていただいて嬉しいです!」
「…話は変わるけれど、あのファミレスで働いてたのってさきちゃんよね?」
「え!?」
さきは袋から出した玉ねぎを慌てて落としそうになる
「秘密にしているんでしょう?デイダラには言わないから気にしないでいいわよ」
「…たしかに私ですね。でも何でそれを…?」
「私とペインが、ちょっと前にあの店に行ったの。そしたらペインが『あそこに金髪の可愛い子が!』って叫びだして……」
「たしかにそんな人がいた気がしますね……。ってことはまさか兄さんたちにあの店教えたのって…!?」
「えぇペインね」
「おかげで私はどんだけ大変な目にあったか…!!」
さきは、あの日の事を思い出してたのか、刻んでいた玉ねぎを、包丁でめった刺しにしてしまっている
そんなさきを小南は慌てて止めた
「ぁ、ごめんなさい…」
「いいのよ。あれはペインが悪いわ」
「ですよねー!!」
めった刺しにしてしまった玉ねぎを頑張って刻みながら、小南の言葉を返す
小南はそんな姿を見ながら、少し頬を緩めた
「…さきが妹のような感じがするわ」
「小南さんならお姉さん、大歓迎ですよ!!」
「ふふ、ありがとう」
We are sister
(おぉ、ハンバーグだ…!!)
(ではさっそく……む、何故か辛いぞ…?……ぐふっ、ちょっ水!!唇が燃える!!なんだこれは!?)
((お返しだコノヤロー))