連れ出しませう?
□7話目
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バーンside_
そこで試合を静かに見ていた瞳子姉さんがベンチで口を開いた
「マネージャーさん、彼らにアイシングを頼むわ」
「え?」
「あぁ!怪我してるじゃないですか…!!」
「これぐらい平気だって思ってよ」
「ただでさえメンバーが少ないんだ、やらなきゃいけないだろ…」
「そういうコトかよ…」
目で見ただけであの水色ロン毛が怪我してるって分かるなんてロディーは一体どんな目してんだよ…
「きっとゲームメイクしやすいだろうな」
「…たしかに」
チームに怪我してる奴がいたらたしかにやりにくいしな
「セキュリティショット!!」
「うおぉお!!マジン・ザ・ハンド!!!!」
「へェ…」
アイツ結構やるじゃねェの…
「イリュージョンボール!」
あの忌々しい鬼道が必殺技を出す
そしたらそのまま雷門は連携はなかなかのもんであっというまにゴール前だ
「ファイアトルネード!」
「!?」
ピ ピーッ
SPの方は必殺技を出す間もなくゴール
…シュートのスピードは正直いまいち
けどチームとしてはいい方、だな
そんでそのまま試合終了
「何をしている、帰るぞ」
「!あぁ」
ロディーはもうボールを蹴る準備をしてた
あいかわらずやること早ェな…
「雷門の奴ら、少しずつだが着々と強くなっているようだな。父さんの計画通りだ」
計画?
…あぁジェネシス計画のコトか
「行くぞ」
「あぁ!」
そのまま視界は真っ白になる
そういえばロディって最近父さん父さんばっかだよなぁ…
父さんとかに操られてるとか…?
…ないない!
俺はなに考えてんだ
父さんがそんなコトするはずない、よな…?
てかホントにあれは“ロディー自身”なんだよな…?
たまにいくら俺たちが嫌いでもそんなコトするか?って行動を正直するときがあるし
…ガチで俺は何考えてんだ
でも父さん、ホントにロディーになにもしてないよな…?