連れ出しませう?

□6話目
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「見張り、ですか…?」




ロディーは今星二郎の部屋にいた

星二郎に呼ばれたからだ

星二郎は庭を見つめながらお茶を啜る




「はい、これから雷門は成長していくでしょう。その課程を知りたいのです」

「なぜ私が…」

「アナタが1番適役だと思いまして」

「…了解いたしました」




ロディーが一礼して去ろうとすると、星二郎は何かを思い出したかのように手を打ち、ロディーの方に身体を向けた




「そうです、言い忘れていましたがお供をつけて任務を行ってください」

「お供…?」

「マスターランクのキャプテンを1人ずつ毎回連れて行くのです」

「!見張りぐらい私1人で十分です、父さんッ…!」

「いいですね?」

「っ…はい、分かりました」

「あともう少しで雷門は奈良で試合するようです。しかし今総理大臣をこちらにご招待しています、ジェネシスキャプテンとして挨拶してからそちらに向かいなさい」

「仰せのままに」




ロディーはそう呟くと静かに立ち上がり、部屋から去った
















「…アナタに感情が戻るようなきっかけがあっては困るのですよ、ロディー」




星二郎の呟きは闇に消えた







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