連れ出しませう?
□2話目
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鬼道side_
エイリア学園と名乗る奴らのリーダーと思われる、緑の髪の奴が急に何かを呟きながら俯いた
ほかエイリア学園のメンバーもそのリーダーらしき奴の方を心配そうに見ている
するとソイツが急に叫びだした
「お前のせいでロディーは…!!…ロディーは変わったんだ!!お前のせいでロディーのあの輝くな笑顔をもう見れなくなってしまった…!!!!
お前のせいでロディーは…!!…紗奈は!!!」
叫び終えた時、そいつは糸が事切れたように崩れた
今紗奈と言わなかったか…?!
「!紗奈だと…?!」
俺がそう呟くと、ソイツはやってしまったという顔をしてこちらを見てきた
「紗奈は…、紗奈は生きているのか??!!」
「!紗奈の名を気安く呼ぶな!!!」
ダンッ
するとソイツは近くに転がっていたサッカーボールをこちらに蹴ってきた
「鬼道!!!」
「くっ…!」
俺は向かってくるボールから避けようするが、ものスゴいスピードで向かってくるの恐怖で足が動かない
円堂はそのボールをキャッチしようと俺の前で腕を広げたが、あのスピードはさすがの円堂でも無理だろう
もうムリだと諦め、目を閉じたが、襲ってくるはずだった痛みはなかった
「?」
不思議に思い、ゆっくり瞼を持ち上げていくと、ある少女がボールを足で軽く去なしていた
後ろからしか見えないが、それは俺たちとあまり年が変わらない少女だった
少女((少女の後ろではアイツらが))
((目を見開いていたのを俺は知らない))