連れ出しませう?
□2話目
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レーゼside_
気がついたらどっかの中学の屋上にいた
「レーゼ、私は近くに隠れておくから」
「はっ!!」
返事をしても振り返ることなく、ロディーは屋上から飛び降りる
俺たちは誰も叫ばない
だってロディーは大丈夫だって知ってるから
「なんだい、君たちは?!」
グランドの方から聞こえた声に、俺たちは振り向く
するとそこには何人かの大人たちがグランドに立っていた
正面にいるのは…校長か?
宇宙人キャラ作っとかないとな
「我が名はレーゼ。我々と勝負しろ、拒否すればこの学校を破壊する」
「なんだって!?」
「さぁどうする…?」
「…私たちがやりましょう!せめてあの子たちが帰ってくるまででも!!」
ん…?
あれはもしかして初代イナズマイレブンか…?
…まぁいい、お手並み拝見といこうか
「さぁ、キックオフだ」
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「はぁっ、はぁっ…!!」
弱い、弱すぎる…
試合終了…いや続行不可能、と言った方がいいかな
ロディーも呆れているだろうな
倒れている初代イナズマイレブンを見下し、破壊した校舎を見る
…飽きたな
イナズマイレブンも帰ってこないし、正直帰りたい
俺がロディーに相談しようか考え始めた時、正門の方から声がした
そちらを見れば、待ちにまった人影がそこにはいた
「校舎が…!!お前たち誰だ?!」
頭にバンダナ…アイツが円堂守か
円堂守を先頭に、イナズマイレブンがグランドに入ってくる
俺たちは壊したばかりの稲妻型のシンボルの所にイナズマイレブンを迎えるように立つ
「我々はエイリア学園、」
「エイリア、学園……?」
イナズマイレブンの中にいるドレッドヘアー、どこかで見たことがあるな
そう思っていれば、円堂守が全てを教えてくれた
「ふざけるな!!!」
「やめろ鬼道!!」
「「?!」」
…そうだ、鬼道だ
あの日兄貴と楽しそうに笑ってた鬼道だ
アイツがロディーを傷つけた?
アイツがロディーの笑顔を奪った?
アイツがロディーを変えた?
アイツがアイツがアイツがアイツがアイツがアイツがアイツが…!!!!!!
アイツのせいでロディーが…!!!!