連れ出しませう？
□１話目
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レーゼside＿
あの出来事から１年がたった
その間にロディーはスゴく変わった
綺麗なミルクティー色だった髪は焦げ茶色に
空みたいに澄んでいた瞳はどこか黒く濁っていて、
髪も伸びたかな
あと頬の星形のペイントは真っ赤になった
この変化はエイリア石の力らしい
そういえばあの日、父さんが心情によって変化するかもとか言ってたっけ
でも１番変わったのはこんなことじゃない
笑顔と性格だ
俺はあれからロディーの笑顔を見たことがない
あれだけ毎日笑顔だったロディーがだ
俺たちが何度話しかけても無表情
…なんかロディーの中では俺たちも嫌いの対象に入ってるらしい
性格もスゴく明るくて優しかったのに、今じゃ超クール
マジでガゼルなんて足元に及ばないぐらい
俺たちは兄貴を恨んだ
兄貴たちと楽しく笑ってた鬼道と佐久間って奴も恨んだ
何度帝国を潰しに行こうとしたか
何度ロディーの笑顔をまた見たいと願ったか
俺たちはその想いをただボールにぶつけた
あんなに仲が良かったのに、俺たちは割れた
いとも簡単に
皆ロディーのジェネシスに入りたいと頑張っているうちに、各チームに敵対心が生まれ初めて、いつのまにかこうなってた
あと瞳子姉さんは父さんを裏切った
ある日突然いなかったよね
…ちなみに俺は今から日本一になったっていう雷門イレブンを潰しにいく
ロディーと一緒にだ
正直俺たちジェミニストームだけでも十分に潰せるんだけど、ロディーは雷門の力を見定めに行くみたい
「行くぞ」
「あっ、うん！」
ロディーがいつもの黒と銀のサッカーボールを蹴る
またいつもの様に俺たちは光に包まれた
今でも((君を愛してる))
((そんな俺はおかしいかな？))