Lei lo vuole!

□9章目
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「遅くなっちゃった…!!」




あれから、オサム先生がデータをどこに置いたか忘れちゃって、一緒に探してたらスゴい遅い時間になっちゃった

お母さんたち怒るかな…?




「涙、」


「わっ!!」




正門を出た辺りで急に声を掛けられ、思わず飛び上がってしまう


だっ誰…?




「遅かったな」

「ひっ光くん…!!」




するとそこには、正門にもたれかかる様にして立っている光くんがいた




「もしかして待っててくれたんですか…?」

「それ以外何があんねん…」

「あありがとうございます!!」

「…ほな帰るで」

「はい!」




光くんはぷいとあちらを向くと歩いていく

私は急いで光くんを追いかける




「…にしても涙がマネージャーするなんてビックリしたわ」

「自分でもビックリですよ」

「そういやマネージャーて合宿中だけなん?」

「…正直迷ってます。テニスは大好きです、けどまだ学校にも、皆さんにも慣れてませんから……」




いつのまにか家に着いてた

光くんは玄関を開け、私に入るように促す




「ふーん。…まぁ俺たちはいつでも歓迎するからな?とりあえず明日からよろしゅー頼むな?」

「こちらこそよろしく頼みます!」






はつイベント

(涙が合宿…?!)
(かっ、母さん…、いいかな…?)
((どんだけ娘が好きやねん…))



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