ゼロの使い魔
□プロローグ
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―――?????―――
ここは東京のとある港。時刻はもうじきお昼。太陽が真上に昇る暑い時間。港には一隻の船
『・・・・・着いたよな?』
木箱からひょっこりでた影が一つあたりをくるり見回す。周りに人影はなく部屋は波に揺られている。倉庫のようだ。
木箱からゆっくりと体を出し、姿を表したのはまあまあにでかい鞄をしょった茶髪の少年だった。少年は倉庫をもう一度見回し、扉の前までそっと歩き、扉を静かに少し開け廊下を覗き見した。
『(・・・誰もいない)』
今だといわんばかり少年は廊下を駆け、船員に見つからず一気に甲板に上がる階段までたどり着いた。
ふぅと一息つき、あたりを警戒し、階段を上る。カランカランと階段を上る音を抑えながら上っていき半分ほどのぼり甲板が見えてきたあたりで外も見てみると東京が目に映った。
『・・・(ここにあるのかな―――俺の自由が!)』
少年は始めてみる東京の町並みに見入っていた。
「そこの君。何をしてるんだ!」
突如階段の下から声が聞こえた。どうやら思い出に浸っている間に船員に見つかってしまったようだ。少年は声が聞こえたと同時に甲板へ走り去った。
―――ま、待ちなさい
―――追いかけろ密航者だ、
―――船長に連絡を!
『何たる失態だ。早く船かr「止まりなさい」ちぃ!』
甲板から速攻で逃げようと見たがさすがに甲板は見晴らしがよくすぐに見つかってしまった。
『情報伝達はやくね?』
まだ見つかって一分もたって以内のにもかかわらず、自分のことはすでに伝わっているようだった。
―――逃がすな、捕まえろ
『後少しだったのに!』
後悔をして船員の魔の手を退けるもだんだん追い込まれ、甲板の端まで追い込まれた。さらに周りは船員に囲まれていた。
「観念しろ!」
「密航者め!」
「どっから乗ってきやがった!吐け!」
『誰がいうか!アホ!』
「「何だと糞餓鬼」」
しまったと思うが後の祭り。船員をさらにあおってしまいやばい状況。
「少年にはどっから乗ってきたかはいてもらわないとな〜。」
「少年は簡単に喋らなそうだから拷問した方がよさそうだな〜」
みなさん笑顔でとんでもないこと言ってますね〜どんだけアホって言ったこと根に持ってんのやら(焦)
少年は後ろの壁までじりじりと控えめに後退した。
『いや、えっえんりょしますよ俺拷問とかかんb(ツルッ)えっ?』
弁解に必死で瓶を踏みつけた。
『うそ〜〜〜〜』
少年は甲板から海へ真っ逆様に落ちていき、少年はみるみるうちに海に向かっていったが落下地点に突如、白い穴が表れ少年はそこへ落ち、白い穴は塞がった。
少年は悔いた。
『(やっぱり悪いことしたのがいけなかったのかな〜。俺、泳げねーし)死んだな!』