楽園の物語

□出会い
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「・・・んっ・・・ダーク・・・」

「・・・リンク・・・」

俺は初めてリンクと一つになった

何故かと言うと
それは 水の神殿で・・・






「リンク・・・か・・・」

俺はガノンドロフにリンクの影として造られた

目の前に居る勇者リンク
何故か初めて会ったとは思えなかった

「・・・ダークリンク・・・君が・・・」

リンクが言葉を発する度に胸が熱くなる

リンクも少しばかり顔を赤らめていた

俺は闇・・・いわゆる敵。
リンクは勇者・・・俺を倒すにきまってる





けど 二人は・・・










恋に落ちてしまった











勇者と影の禁断の恋・・・











恋なんてしらない俺はきずかぬうちにリンクを冷たい水の上に押し倒す


パシャッ・・・


「なに・・・」


リンクは意気なりの事で更に顔を赤らめた

「・・・お前、俺を殺しに来たんだろ・・・?」

「・・・っ!」

顔をしかめてそっぽを向いた
自分の影に好意をもってしまったリンクは何とも言えない表情で俺を直視していた

「やっぱり・・・お前もか・・・」

「・・・何・・・が」

疑問符を浮かべるリンクは俺の胸ぐらをひっつかんで顔を近づけた

「・・・俺が・・・お前が好きになったって・・・証明してみてよ」

「・・・いいのか?・・・壊されるぞ?」

「壊すほど好きなの?」

「・・・わからないな・・・」

「わからないのに・・・恋だってわかったの?」

「・・・」

「下手物なのに・・・?」

その言葉に頭にきた

「・・・んぅっっ」

だから衝動にまかせて唇を奪ってやった
なんて弱弱しいのだろうと脳裏で思ってた
勇者のくせに・・・

「っは・・・」

長く唇を重ねているとリンクの胸ぐらを掴んでいる手が離れた
感覚がおかしくなったのだろう・・・
力が入らないらしい

「んぱっ・・・」

唇を離すとリンクはもう勇者らしい顔つきはしていなかった

「・・・そんな無防備な顔していいのか?こねこちゃん・・・」

「・・・っ・・・キスしろとは言ってない・・・」

「顔が言ってたぞ」

「・・・馬鹿言うな・・・」

・・・いまさら俺、最強と思うんだよな
今まで最強と言われた勇者をこうして押されつけているのだから・・・

「・・・オイ、恋ってなんだ?」

「・・・知らないよ・・・恋って何?オシエテ?」

リンクの誘っているような俺と同じ言葉に水面を見つめながら同じ問いを繰り返した

「・・・俺にオシエテクレ」

「俺にもオシエテ・・・?」

お互いわからない恋に答えを求めることは深く奥を知ることになった・・・














ワカラナイ・・・
   ダカラ・・・オシエテ・・・?













オタガイガ・・・
   コノ・・・



 スイメントマジワルマデ・・・

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