dream
□キスシテミル
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「キス、しよっか」
私と京介以外居ない放課後の部室。
広い部室内に私の声だけが響いてゆっくりと消えた。
京介はと言うと、少し顔を赤らめて硬直している。
私は何かおかしいことを言ったのだろうか?
いや、言ってないはずだ。
付き合い始めて3ヶ月、キスしてないってどうよ?
あ、それか。
私の思考回路がおかしいのか。
「…ほんとなのk「ごめん」…は?」
「私焦ってたのかも。京介はそういうの、嫌なんだよね」
あーしくった。
京介に嫌われたかな?
重いとかって言われたりするのかな?
「聞けよ!」
「…え?」
「キス、するんだろ?」
「う、うん…!?」
「しないのか?」
「す、する!!」
キスシテミル
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(チュッ)
(んっ、もっと)
(クチュッ)
(はぁっ、…もっと!)
(お前らその辺で止めとけよー?)
((か、監督!?)いつからそこにっ)
(キスし始めてからずっとだ)