掲示バンッ!

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11/18(Sun) 00:21
本文2
紅葉


「…残虐に舞い踊れ。赤の精霊」

 シンは蔓を鞭に、ロイを攻撃していく。ロイも負けずに蔓を斧で切ったり、避けたり。


「ちぃぃ!うざってぇな木の蔓!!」

 迫ってくる蔓を上に避けた時、



「馬鹿が」

 あの神にも使ったように、シンは弓矢を装備していた。しかも矢は何百本にもセットされてる。


「え…!?」


<b>―――パシュンッ</b>


 矢は放たれた―――


「ああ…!」


 その時、




<b>―――キンッ!</b>


「させないよ!」

 間一髪、リージョが飛び上がって盾で防いだ。


「リージョ…サンキュ」


「…上手かったな。黄の精霊」


 そして戦闘は続く。結構見物な感じで見てるだけなかなか面白い戦闘だ。

 俺だったら一発で仕留めるけどねーwでもそれだけじゃちょっと面白くないから…今回こいつ等を呼んだのは正解だったかも。


「ロイ!アタイも援護するよ!」

 アイも続いて加勢する。やるな、アルコ・イリス。さすが夢幻の魔女の家具だけの才能と力がある。

 でもシンを相手に3人でもすぐに仕留められないのは…残念だな。神を相手には効かなかったか。


「ン…何か、感じる…お前等に、何か感じる……」

 突然、シンは何か呟き始めた。


「は…?」

「どうしたの?森の神様…」

「少年君?」


 その瞬間、シンは急に攻撃を止めて、ロイの振りかかった斧を手で受け止める。


「なッ…どうした!?てめェ!!!」

 ロイが必死に抵抗するけど、シンは手を離さない。


「…………」


 そのまま、無言で俯いている。何があったの…?




リ『シ、シン…?』


 …つい、口が滑ってしまった。その時、


「…ああ…俺は森解龍。俺は森解龍。俺は森解龍…




 生命から創られ、心を繋がれた神。」


 そう言うと、シンは背中から膨大な蔓を生やし、3人を縛っていく。


「!」

「何これ…!」

「縛られる!?」


 3人はまんまと縛られ、抵抗するも動けない…


 

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11/18(Sun) 00:22
本文3
紅葉


―――そして、うちに振り返った。



リ『!』


 あの時と同じように睨んでやがる…


 …まぁいい。そろそろ相手してやろう。



リ『…アハハ……そうだね。そろそろ相手になってあげる時間だよね。

 大切で可愛い家具たちを痛めつけた罰の時間だよぉ森解龍!!』

 おしおきタイム、スタート☆


リ『行っくぜぇえええええええええ!!!!!』

 魔女としての裁きを貴様に与えてやろう―――



 …その瞬間、


「……悪逆非道で残酷な、魔女がいた。」


リ『…は?』


「その魔女は、1度死んだ人間だった。

 死ぬ前は人間に甚振られていた。

 家族の愛も満たされなかった。」


 な…何言ってんだこいつ。俺のことをッ……!!?


「魔女は夢を見た。

 楽しい夢を見た。

 魔女は現実を見た。

 残酷で汚い現実だった。」

リ『なッ!…』


 う…うるさい!耳鳴りかこれは!


リ『ふ…ふざけるのもいい加減にッ!』

 走り出す凶器の矛先は、まんまと止められて、


「…魔女の名は、“リズ”と言った。



 …魔女の生前の肉体と魂は、“黒蝶伊織”と言った……」

 ……一番言われたくないことを、言われてしまった。


リ『……!!!』


 怒りが…治まらない…

 怒りと何かが…治まらない…!



「ム…そろそろ止めた方がいいようだな」

 傍で、センの声がしたかと思うと、


<b>ガッ!</b>

 うちの手を払い除け、シンの首を絞める。


「! クッ…!!」

 3人を縛っていた蔓は、だんだんと朽ちていった。

 シンはそのまま倒れこんで、暫くすると、


「ウッ…ン?セ、セン…?」

 正気に戻ったようだった。


「シン兄。お前さっき色々やらかしてたぞ。リズの子分みてぇな3人痛めつけたり、裁き相手逃げたり。戦う時に自分を失うな」

 …ああ。うちもどうやら我に帰ってきたようだ。

 センちゃんが…シンを止めたんだね。


「…俺は…さっき、戦っていたんだよな…?何か精霊みたいな何かと…」

 状況を信じられないのか、記憶が混乱しているのか、曖昧なところかな。

 それにしても…なんだろう。この、すっきりしない気持ちは。


 

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11/18(Sun) 00:24
本文4
紅葉


 何だろう。勝負は…引き分けだろうけど、うち…何かに、負けたような気がする。

 限りなく“何か”に…



ヤ『お…終わった、のか…?』


 岩陰に隠れていたやまっちが出てきた。センちゃんが言う通り、岩陰から見ていたようだ。


「大和。今回はこれで終わりだ。帰ろうぜ」

「俺も…帰る」


ヤ『…リズ、どうしたんだ?何かあった?』

 …やまっち……


ヤ『リズ…1つ、聞きたいことがあるんだけどさ、


 …“黒蝶伊織”って…?』


 その言葉が出た瞬間、うちはやまっちを睨みつけてしまった。


ヤ『!??…』


 …ごめん。ごめんね。こんな純粋になったのは久しぶりだ。

 でも今は、シンのあの言葉で何かに負けたような気がして…


リ『…うち、帰る』

 その一言を言い、3人は元のところへ帰して、うちは森を抜けていった。
















 

アトガキ

リズ憂鬱モードです…

シン兄は何か言いたいことがあったのかもね。

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11/18(Sun) 08:44

アリス



リ『…さあさ、おいでなさい。虹の橋を架ける旋律…』

そう言って右手を前に出し唱える。

すると、どこからともなく強い風が吹いた。

風が収まるとそこには…

「お呼ばれしたぜ!」
「アマリージョ、ここに♪」

ロッホ(ロイ)とアマリージョ(リージョ)が立っていた。

「ていうか姫、なんでロイ兄さんなの?
 もっとさ、ビオルとかベルとか後衛の召喚してよぉー!!」

リ『いいじゃん?久しぶりなんだから。それはさておき…

  夢幻の名によって命じる。―――全力で暴れてこい!』

「おk!」
「仰せのままにぃ!」

そういうと2人はシンに飛びかかった。

「…残虐に舞い踊れ。赤の精霊」

 シンは蔓を鞭に、ロイを攻撃していく。ロイも負けずに蔓を斧で切ったり、避けたり。


「ちぃぃ!うざってぇな木の蔓!!

 おい、リズ!燃やしていいか!?」

1『やめとけ。』

「なんでだよ!!」

 迫ってくる蔓を上に避けた時、



「馬鹿が」

 あの神にも使ったように、シンは弓矢を装備していた。しかも矢は何百本にもセットされてる。


「は…!?」


<b>―――パシュンッ</b>


 矢は放たれた―――


「くっ…!」


 その時、




<b>―――シュンッ!</b>


「させないよ!」

 間一髪、中衛で支援していたリージョが魔法で食い止めた。


「リー…サンキュ」


「…上手かったな。黄の精霊」


 そして戦闘は続く。結構見物な感じで見てるだけなかなか面白い戦闘だ。

 俺だったら一発で仕留めるけどねーwでもそれだけじゃちょっと面白くないから…今回こいつ等を呼んだのは正解だったかも。

「ねえ!姫!後ろピンチなんだけど!?

 2人じゃムリムリ!!」

リージョが後ろを振り向いた時だった。

「――――っ!リー!前だ!!!」

「えっ…?」

前を見ると矢が寸前まできていた。




「…はぁ、なんで戦闘中に振り向くんだよ。スキがアリアリでしょ?」

「「アイ!!」」

「しょうがねえ、アタイも参戦する。」


 2本のタガーを出したアイも加勢する。やるな、アルコ・イリス。さすが夢幻の魔女の直属の精霊だけの才能と力がある。

 でもシンを相手に3人でもすぐに仕留められないのは…残念だな。神を相手には効かなかったか。


「ン…何か、感じる…お前等に、何か感じる……」

 突然、シンは何か呟き始めた。


「は…?」

「どうしたの?森の神…」

「少年?」


 その瞬間、シンは急に攻撃を止めて、ロイの振りかかった斧を手で受け止める。


「なッ…どうした!?てめェ!!!」

 ロイが必死に抵抗するけど、シンは手を離さない。


「…………」


 そのまま、無言で俯いている。何があったの…?




リ『シ、シン…?』


 …つい、口が滑ってしまった。その時、


「…ああ…俺は森解龍。俺は森解龍。俺は森解龍…




 生命から創られ、心を繋がれた神。」


 そう言うと、シンは背中から膨大な蔓を生やし、3人を縛っていく。


「あ…!?」

「何これ…!」

「くそっ…!!」


 3人はまんまと縛られ、抵抗するも動けない…


「姫様ぁ〜ごめんなさ〜い…」 
「わりぃ…」
「リズ…すまん」

間抜けな声を出してる3人は、動けなかったので最終手段で召喚を解いて3人は霧になって消えた。

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11/18(Sun) 08:51

アリス



―――そして、うちに振り返った。



リ『!』


 あの時と同じように睨んでやがる…


 …まぁいい。そろそろ相手してやろう。



リ『…アハハ……そうだね。そろそろ相手になってあげる時間だよね。

 大切で可愛い家具たちを痛めつけた罰の時間だよぉ森解龍!!』

 おしおきタイム、スタート☆


リ『行っくぜぇえええええええええ!!!!!』

 魔女としての裁きを貴様に与えてやろう―――



 …その瞬間、


「……悪逆非道で残酷な、魔女がいた。」


リ『…は?』

うちは足を止めてしまった。いきなり何言うんだこいつ!?


「その魔女は、1度死んだ人間だった。

 死ぬ前は人間に甚振られていた。

 家族の愛も満たされなかった。」


 な…何だよ。俺のことをッ……!!?


「魔女は夢を見た。

 楽しい夢を見た。

 魔女は現実を見た。

 残酷で汚い現実だった。」

リ『なッ!…』


 う…うるさっ…!耳鳴りかこれは!


リ『ふ…ふざけるのもいい加減にッ!』

 走り出す凶器の矛先は、まんまと止められて、


「…魔女の名は、“リズ”と言った。



 …魔女の生前の肉体と魂は、“黒蝶伊織”と言った……」


1『あ…あぁ…その…名前、は…』

 ……一番言われたくないことを、言われてしまった。


リ『……』


 怒りが…治まらない…

 怒りと黒く心の中で渦巻いているものが…治まらない…!



「ム…そろそろ止めた方がいいようだな」

 傍で、センの声がしたかと思うと、


<b>ガッ!</b>

 うちの手を払い除け、シンの首を絞める。


「! クッ…!!」

 さっきまで3人を縛っていた蔓は、だんだんと朽ちていった。

 シンはそのまま倒れこんで、暫くすると、


「ウッ…ン?セ、セン…?」

 正気に戻ったようだった。


「シン兄。お前さっき色々やらかしてたぞ。リズの子分みてぇな3人痛めつけたり、裁き相手逃げたり。戦う時に自分を失うな」

 …ああ。うちもどうやら我に帰ってきたようだ。

 センちゃんが…シンを止めたんだね。


「…俺は…さっき、戦っていたんだよな…?何か精霊みたいな何かと…」

 状況を信じられないのか、記憶が混乱しているのか、曖昧なところかな。

 それにしても…なんだろう。この、すっきりしない気持ちは。


 

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