向日葵な日々
□僕のうた
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風が吹くとき
ささやかな幸せは
何処にある?
“遠い空の向こう”だなんて
卑怯な僕は勝手に思ってる
明け方、君の夢を見た
まだ出会った事もない君の夢を
君と共有する僅かな時間に
僕らは柔らかな希望の光や
価値を見い出している
例えばそれは仮想の共鳴であったとしても
何かそれは特別な風雅となって
僕らの世界を明るく彩る
それはとてもつつましやかで
それで居て君以外の何者でもない
確固たる存在感と
真っ直ぐな意思を感じる
木々を揺さぶる光の放射が
風の中を通り過ぎて行く瞬間
君の煌めきを受けとめて
僕は遥かなる希望の旅に出る
夕凪の砂浜に
光る貝殻を探す少女のように
切なく優しくときめきながら