帝国図書館

□おんぶ
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結局、駅に着くまでの十数分、刹那は微動妥にできなかった。
その間、顔は赤面しっぱなし。
心臓は、出力全開。




明「あ、もうすぐ着くわね。コノカを起こさないと」

刹「は、はい…。お嬢様、もうすぐ着きますよ、起きてください」

木「ん…、んぅ…」


ギュウ


刹「うひゃいっ!?///」


お約束で、寝ぼけた木乃香に抱きしめられる刹那。


明「あー、これはしばらく起きそうにないわね…」

刹「どっ、どうしましょう;」

明「いつもみたいに、抱き上げて運べば?」

刹「…恥ずかしいので、あまり人前ではやりたくないんです…///」

明「(結構人前でやってるような気がするけど…)じゃあ背負えば?手伝ったげる」

刹「すみません…、お願いします」




その後、明日菜の協力でどうにか木乃香を背負う事に成功し、無事に電車を降りる事ができた。


が………


この時点で、刹那はまだ気付いていなかった……


自分の置かれている状況に……
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