2匹の白い獣
□開幕
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よくわからない(てか解りたくない)
雪は とりあえず
先に進もうと気持ちを切り替えた
『鏡よ 鏡よ 鏡さ〜ん♪
世界で一番可愛が〜るのはやめてーよ♪』
向かうまでの道中 暇潰しがてら
歌い出す雪
歌っているのは某電子音の彼女の歌だ
『棘のような 視線せま お?』
『なんです?』
突然歌うのを やめた雪は
何か見付けたらしく そちらに 駆けていく
『ね〜ね〜謡〜?』
『だから何ですか(さっさと言え』
『この穴スゴくない?!
“不思議の国のアリス”に出てくるっぽいよ!!』
眼を輝かせる 雪の
足元を 見れば 言っていた通り
アリスが白兎を追いかけ 落ちる
穴に酷似した 大きな穴が
樹の根元にあった
『ペーターいるかな?!ペーター!!』
『それ“ク●ロアリ”でしょう
ここ学アr『あーーー!!Σ(°□°;)』煩い』
『なに裏事情?サラッと言っちゃってんの?!
世界観台無しだよ!!』
『お前も大概
似たようなものだと思いますよ』
『それより!この近くに
きっとペーターが居る筈!!』
『中で待っているのかも知れませんよ』
行ってみては? と 同時な
雪は 穴の中へと 落ちていった
『ぁんぎゃ!!!”(ノ≧△≦)ノ』
背中に 僅かな痛み(激痛)を感じながら
背中に 足跡を 残しながら...
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