2匹の白い獣
□予感
2ページ/5ページ
『綺麗なデザインですね』
『うん 可愛い..♪』
そんな 彼等の反応に
少年達は 悪戯に笑った
『少し早いけど..』
少し照れたように 頬を掻きながら 2人は
『『MerryX'mas!』』
と 楽し気に 言った
そんな 少年達に 少しキョトん として
雪は 漸く意味を理解したらしく
目を 見開いて
『ありがと〜〜♪!!』
ガバッ!と 少年達に ハグをした
『!ッ..ブねェだろ!!バカ雪!!!』
『っと; 急に飛び付かないでよ;;』
『なはは〜 ごめんごめんf^_^;』
謡はペンダントを握り締めながら
その様子を微笑ましく 思っていた
『それ 俺たちがデザインしたんだ!』
『え?!そぅなの?!!』
ルカの言葉に 雪は
驚いて もう一度 自分の手元を 見た
大体五百円玉程の 大きさの それは
懐中時計にも なっており
雪のは表面は白く、
銀の縁と中央に銀のクロス
謡のは表面は黒く、
金の縁と中央に金のクロスの装飾が
施された ペンダント。
『こんなに素敵なモノを...
有難うございます 棗 流架』
『ありがと〜♪
もぉずっと着けてるね!!(≧∇≦)』
優しく微笑む謡と
興奮したように はしゃぐ雪から
お礼を云われて 棗 と 流架 は
また少し 照れ臭そうに 笑い返した
.