2匹の白い獣

□出会い
1ページ/1ページ




突然ですが‥僕

『空中散歩なう☆』

飛んでます



『て、なんでやねん!!(」゜д゜)」』

『ア゛?』

『ヒィイッ!!』


死ね とは 口にはしない サティ
ただし あくまで“口に出さない”だけなので
スノウには 伝わっていた


『生きる!!(‵・ω・)+』

と 同時に 手を離されました

『お助けください!お代官様ぁぁぁあああ!!!!!!!』

『爆ぜろカス』


必死にサティの 腕にしがみ付き
爆ぜることはなかったスノウ よかったね★


『おとなしく 逝ってくださいよ』


真顔で毒吐くサティは 今日もSです。



―今から 遡ること 2時間前

カイトと 出逢ったスノウは
あわよくばカイトに くっ付いて行こうと、目論んでいたのだが

幸か不幸か 通りがかった(?)サティに
バレて 回収され、そのまま 流星街を 文字通り 飛び去った


そんなわけで、ノワール兄弟は現在
兄が弟にしがみ付く形で 森の上を飛行中です


『お願いします
大人しくしてますから 落とさないでくださいマジで』

『ふぅ..仕方ありませんね』


悲願(?)する兄スノウに
やれやれと 呆れた様子の弟サティ

『お望み通りに』


にっこり微笑むサティに
感謝を 口にしようと した 次の瞬間


『ほら』


パッ っと 振り解かれたスノウ


『期待を裏切らねぇなぁ!!
ちきしょぉぉぉぉおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!』

『んふふふ失礼ですねぇ』


結局 落下



――――――――――――――――――――――――――

落下なう!!!


『らっかせいぃぃぃぃぃいいいいいいいいいい!!!!!!!!!!!!!!!!!!』


―ドッポーーーーーン!!


『あべしッ!!がぼがぼがb((』


落ちた(落とされた)スノウは
意味不明なことを 叫びながら 落下し 湖に沈んだ。


(‥サティめ…怨んでy
あ、ダメだ返り討ち確定フラグびんびんorz)


暢気なスノウ※沈んでます


(上がるのめんどぉだーね)


その時

―ザバンッ!

(なんですのん?!!)

アホの子が 沈んでいくのを
哀れに思った(魔)神様(サティ)の使い(隸)か..
スノウを救ってくださった腕があった

そのまま 地上に引き上げられた
スノウは 天使(笑)の顔を 拝見しようと
薄目を 開けた


『おい!大丈夫か?!』


(イケメンひゃっふーーーーーいいゃあ☆!!!)

このイケメン様(しかもおじ様)は いったい?!!

悶えると 同時にスノウは 思った

(このお方は サティの使いではない!!)と
だって 優しいんだもんbyスノウ


『クソッ!おい 確りしろ!!』


反応のない(出来ない)スノウに
焦れたのか とりあえず 呼吸を確認しようと
顔を近づけてくるイケメンに変態スノウは大興奮


(そのまま ちゅープリーズぅう!!)

本能に忠実な奴だ


そして…



―ガンッ!! ぅちゅ♡

『『!!!?』』


空から 突如降ってきた 猫…


『って猫?!!』

『よっしゃぁぁあ!!イケメンのキッスゲット!!』


みぃちゃん ナイス!!
放心状態のイケメンを 他所に
輝く笑顔で 降ってきた猫(みぃちゃん♂)に 親指をたてるスノウ


『なんだ その猫...
(そしてなんだ このテンション逝ってるガキは)』

『みぃちゃんはみぃちゃんだよ!!
僕のMyえんじぇる だぉ☆』

『(よく分からねぇが)あ‥そう…』


何処にも納得いかない様子の
イケメン様に 名前を 尋ねたいスノウちゃんは
そんなの お構いなしに 尋ねちゃいます

『イケメソなおじたま
お名前教えてくだぱい(‵・ω・)ノ』

『だが断る!
はっ!なんだ 今のは‥口が勝手に!!ってはっ!』

『しょぼ(´・ω・‵)ーん』

『…キュンッ‥いやいやいやいやおうあ!!』

『いぃぃやぁぁああ!!
そんな どこぞのSさんみたいなこと 言わないでぇぇえ!!(泣』


口が勝手に 紡いだ言葉に
吃驚している イケメンに 飛びつき またしても
なんか 叫ぶ アホの子 スノウ


『ぇ あー ジン・フリークスだ
因みにハンターでも あるんだぜ』

『ふぇ〜ハンターてなんぞや』

『はぁぁああ?!!』


信じられない と 言った様子で 叫ぶジン
何だかんだで 結局 優しく 教えてくれました。


『いいか?ハンターってのは(以下略』

『ほぇ〜(よくわかんないけど)ハンターって凄いんだね!!』


何と無く程度には 理解したらしく
笑顔で 頷くスノウに ジンは「おう!」と はにかんだ


ついでに 念を 知らないスノウに
念も 教えてくれるそうで しばらくの間 ジンに お世話になることに なりました

(はぁ 幸せ〜♪)

でも

(この流れさえも
サティの思惑通りなんだろうなぁ...)


改めて 底知れぬ 相方の“何か”に 密かに震えたスノウだであった。(まる)


――――――――
へぇ..?

びくっ!!!
 

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ