2匹の白い獣

□年月
1ページ/10ページ



『にしても
赤子とは暇なものですね..』


サティは 不満気に 言った


『あぁう..※そだね..』

『眠ってばかりでは 身体も鈍ってしまう』

『あぇぇ..ぅあぇ?!
※だねぇ..って え゙?!』

『煩いですよ さっきから』

《ちょっ!なんで 普通に話せるの?!
サティも まだ赤ちゃんだよね?!!》


そうなのです
サティは まだ 産まれて 数ヶ月の
ほやほや 赤ちゃん なのです。

にも 関わらず
なんとも 滑らかに
話しているでは ありませんか!

これには スノウも ビックリ!!


『寧ろ 貴方は 何時まで
赤子言葉 なんです?』


赤ちゃんプレイですか キモッ
と 軽蔑の眼差しを 向ける サティ(赤ん坊)


『う?※え?』


『貴方 本当に能力者ですか(アリスの)』

『あ』


今度は 見下した様な
眼差しを 向けるサティサン


『あぅあ!!※そっか!!』


変幻自在のアリス
それは 自身の姿形を
別のモノに 変える 能力

念能力とは 別のもの
(詳しくは“設定”のP1を御覧ください)


その能力で 喉や舌 口内の作りを
少し 成長させ ちゃんと 会話が
出来るよう 作り替えたのです


『んも〜 教えてくれればいいのに..
サティの 意地悪〜ぅ(`ε´)』

『と言うか 何故気付かないんですか 貴方は』


自分のことでしょう と
呆れるサティ


『だって〜(´・ω・`)』

『馬鹿ですか 馬鹿ですね
馬鹿でしょう 馬鹿でしかありませんね
やはり馬鹿でしたか』

『ヒドい!バカじゃないもん!!(≧∧≦)』


―ガチャッ

『ぁう?(・◇・)?』

『あらぁ?
声が聞こえたと思ったんだけど...』


気のせいかしら と 不思議そうに
部屋を 後にする ママ


『危なかった..(・ω・;)』

『馬鹿以外の何ですか?』

『違うもん..バカじゃないもん』

『気持ち悪いです』

『ミギュッ!!』


バカではない と 否定するも
相手は前世でも 苛めッ子(笑)として
教員にも 名高い サティさん


『ェグェグ(ρ°∩°)
サティが虐める〜!』

『身体に釣られて
中身も 退化しましたか』

『ビェーー!(笑)』

『気持ち悪い 嗚呼 今更か』

『え゛』





*
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ