Long
□絡み合った純情
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「お前を抱きたい…いいか?」
臣が吐息を李鵜琵の耳にかけながら聞いた。李鵜琵は一瞬ピクッと身を固くしたもののうなずきを返す。
「うん…臣の手で、僕をめちゃくちゃにして…完全に臣のものに…なりたい」
臣は自身の中に火を灯した欲情の火種を李鵜琵の体へと移すように、彼の全身をまさぐった。
「あ…んっ」
李鵜琵は甘すぎる刺激に小さな喘ぎを洩らしていたが、すぐに物足りないと身をよじった。
臣はそれには構わずに、李鵜琵の紅色に色づいた小さな突起の片方を思い切りつねった。
「ああっ」
「感じたか?」
臣は意地悪く、聞く。
「あ…あっ……そこ…んっ」
臣はもう片方の突起を引っ掻き、押し潰し、捏ね回した。李鵜琵は我慢出来ないというように体を上へずりあげた。
「逃がさねぇよ?」
ずりあがった李鵜琵の体を無理矢理引き戻すと、臣は胸元から下腹へ指をすべらせた。
「はぁ…んんっ」
臣は下腹に到達すると、そこにあった李鵜琵のものに指を絡ませた。
「あぁ……臣…っ」
臣は李鵜琵の尿道に爪先を忍ばせ、グリグリと潰すように刺激した。敏感な尿道のある一点に爪先が触れたとき、李鵜琵が一層高く鳴いた。
「ひぁっ…ああっ」
感度の良いそこばかり責められ、臣はたまらず息を乱した。もっと強くして欲しい。しかし臣はわざと刺激を強めたり弱めたりしてくる。
「あん…臣っ、意地悪…しない…で…」
臣は硬くなった芯の裏側を空いた指の爪で、線を描くようになぞるとその手を後孔へ移動させた。そして李鵜琵の柔らかな尻の肉をゆるゆると揉んだ。
「んんっ、臣…はやくっ」
臣は望み通りにしてやる。指を李鵜琵のすぼまりに這わせ、クイッと中に入れ込んだ。
「ああっ」
李鵜琵は硬直したが、臣が中をかき回し始めたため、その刺激に酔った。その間にも李鵜琵の腹や首筋にキスをする。李鵜琵の体から力が抜けていった。
「はっ…ああ………んっ」
細い指がどんどん奥へ入っていく。久しぶりの感覚に李鵜琵は鋭い快感を覚える。
「あ……だめっ…あっ―」
最も敏感なそこに指が触れる。李鵜琵の体はビクンとはねた。その反応を楽しむかのように臣はそこをグイグイ押し続ける。
「ああああっ…や…ぁ……」
しかし臣は寸前のところで刺激を緩めてしまう。