黒兎
□答え
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上の階。
静になったこの部屋で、神威と阿状兎は辺りを見渡していた。
「あれ。伊坐薙は?」
さっきから姿が見えないことに気がつく。
「そういや居ないな。まさか先に下の階に行ったか?」
「下から誰も上がって来ないし、そうかもね。」
「あんのすっとこどっこい。気が短けぇんだから。」
二人は下の階に向かって進み出した。
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