黒星の小説とか。
□Please love me! ――ただし妹のみ――
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僕の妹は最高に可愛い。
一々の仕草とか、寝顔とか、笑顔とか、可愛い名前とか、とにかく全てが素晴らしく可愛らしい。
僕の中ではこの世界の全てを敵に回したとしても、絶対に手に入れなければならない人だ。
あの可愛らしい顔立ち、短く黒い絹のような髪、そして他人の本性を見抜くあの鋭い観察眼。
この世の神は僕の妹という愛するものに、まさに万物をお与えになってくれたのだろう。
世の中の人は殆どが自らのために行動をする。しかし、僕が今まで努力して来たのは我が妹に最高の兄を見て、その最高の兄を愛してもらうために頑張っているのだ。そう、妹だけのために。
他人の評価など気にもしない。たとえ他の意見が最低だったとしても、我が妹の笑顔が見られるのならば、僕はどんな事でもするだろう。
さて、語りはじめると軽く二週間は使ってしまうだろうから、妹自慢はこれでおしまいにしておこう。
最後にもう一度だけ言っておく。僕の妹は最高に可愛い。