チョンジェ

□weakness=strength
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「まだ眠いんだろ、ユチョン起きろー!」





グラグラと揺さぶられる身体。



だからあんたはKYって言われるんだよ。




誰よりも真っ直ぐで、正しくて



そして誰よりもジェジュンヒョンの近くに居る。




あんたには俺の気持ちなんて一生わかんないんだろうね





「ユノちょっと、やめろって。」



「だってもう起きて飯食わなきゃ。」




「ユチョンはあんま食わないの朝は。
いいから髭剃って来い!」




「わかったよ」





ようやく部屋を出て行ったユノヒョンのほっとすると、
突っ伏した腕の間からジェジュンヒョンの様子を覗き見ようと目線をやった




「ユチョナ」




と、その隙間からジェジュンヒョンの大きくて澄んだ綺麗過ぎる瞳と目が合った。




「どした?ん?」



「んー…」



「寂しくなっちゃったか?」




隣の椅子に座ると、俺の頭を子供にそうするようによしよしと撫でてくれる。




こんな事、今までの彼女にされても嬉しくなかったのに



なんでだか酷く安心する。






「ヒョン、俺ね・・・おかしいのかも・・・」



「ユチョンが?」



「うん・・・」




「そぉれぇーはー元々ぉ〜〜〜〜♪ユチョンはハゲ〜〜♪」





折角2人になれて、存分にジェジュンヒョンに甘えようとしていた所にまた邪魔者が現れた。





「こらジュンちゃん!歯磨きは洗面台でしなさい!」



「うきゃん、ごめんってジェジュンヒョンー!」



「行儀悪いって、ホラ!」



「けどユノヒョンが髭剃ってるから軽く一時間はかかると思う。」



「んなわけないだろ!いいから早くみがく!」




「はーい」





もう、こんなの日常茶飯事で。



ジェジュンヒョンは俺だけのものなんかにならないんだって事を認識させられる





「ユチョン?」




「ん」




「大丈夫だよ、お前は。」




「ヒョン・・・」






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