チョンジェ

□weakness=strength
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「お、ユチョン起きたか?」




「おはよー、ユノヒョン・・・」




なんだかあがらない気分のまま皆の揃うリビングの椅子に腰掛ける。
朝から無駄に笑顔なリーダーの輝く歯が眩しい・・・




「寝ぼけてんなー、しゃきっとしろよー!!」




「ん・・・」




朝からそんなに元気なのは最早病気だって思う俺が病気なのかな?





「ユノー、お前こそ髭剃って来い!」





「あ、忘れてた・・・」





「寝ぼけてんなーしゃきっとしろよー!!」





「真似すんなよージェジュン!」




「あっは」






だけどホラ、現実はこんなに苦しいから
楽しそうにじゃれ合う2人をみたくなくて机に突っ伏する。








「・・・ユチョン?」




「?」




「・・・っ・・・」





「ユチョン!どした?だいじょぶ・・・?どっか痛いの?」






ジェジュンヒョンが心配そうに駆け寄ってきてくれた。




これも俺の特権。




こんな風にしているとジェジュンヒョンは必ず放って置けなくなる。




感情を隠せないのは俺の弱点だけど、




前に雑誌か何かのインタビューでジェジュンヒョンは言った。




感情をストレートに現す俺の事、すぐに泣いてしまう姿を見て「1番愛してあげなきゃって思う」って。





だったら、そうしてよ。




誰よりも俺をみてて、1番に愛して・・・






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