チョンジェ

□twins
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「ホントは、分かってるんだけど・・・
ユチョンにだってきっと、それこそジュンスの方がきっといいんだって」



「ちょ、ちょーーーっと!やめてヒョン!!鳥肌があああ!!」




急に俺から離れたジュンスは両手で自分の肩を抱いて身震いして見せた。




「どんだけ嫌なんだよ!・・・けど、ホントにさ・・・」




「好きって気持ちは何より強いんだよ、ヒョン。」




「ジュンちゃん・・・」




「だから、大丈夫!ジェジュンヒョンは・・・ううん、2人は大丈夫。」





ジュンスはいつからこんな大人っぽい顔をするようになったんだろう・・・




俺の知ってるジュンちゃんは、




恋愛になんてチョー奥手で・・・




ゲームやサッカーがあればなにもいらないっ!!




って感じでまるっきり子供のような弟。




だけど、



目の前にいるのは・・・







「やっだヒョンじーっと見てー!僕に惚れちゃったーー??」




「ばっか、んな訳ないでしょ。」




「・・・ねぇ、ヒョン・・・」






ジュンスが何かを言いかけた瞬間、控え目にドアがノックされた。





「やっぱここにいた。」





程なくして開かれた扉から顔を覗かせたのは、ユチョンだった。





「ユチョン・・・」




「部屋にいないし携帯置きっぱだったから探したよー」





優しく笑うユチョンがこちらに歩み寄ってくる。




「何処いってたの?」



「コンビニ、煙草きれちゃって」




「なんで起こしてくんなかったの?」





ちょっと根に持ってる俺。
だって起きたらいないし、なんだか置いてかれたような気がして−・・・





「ゴメンね、ジェジュンヒョン。
疲れてたみたいで気持ちよく寝てたからさ、起こしちゃかわいそうって思って。」





ユチョンはそんな俺の頬を両手で包むと、申し訳なさそうに眉を下げた。




「寂しかったね、ごめん。もう置いてったりしないから・・・」





そして、ホラ。



俺の欲しいモノをくれる−



そんなくだらないって、他人は思うかもしれない・・・



理解して貰えない感情かもしれない。



だけど、ユチョンは理解して



俺の欲しいモノをくれる。





「ん・・・」





そしたらホラ、俺は笑える。




ゆっくりとユチョンの顔が近づいて、




俺はゆっくりと目を閉じよとした−・・・



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