チョンジェ

□twins
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「例えば・・・」




グッと、ジュンスが俺の手を握る手に力が篭った−・・・





「ユノ、ヒョン−・・・とか?」



「・・・ユノ?」




俺の唯一無二の親友で、戦友。





「ホラ、何かお互いにないものを埋めあえる関係って感じするからさ。」



「ジュンス・・・」





ぎこちなく笑うジュンスを見て、



なんでジュンスはこんな事言い出したんだろうって考えた−




「ユンジェ夫婦だしね!!」




無理に笑おうとするジュンスを見てると胸が痛む。





「…確かに、俺とユチョンは似てるかもしれない。」






依存−



そう、俺たちの関係は正にそれなのかも知れない。




お互いをガチガチに縛り付けて、




似たような傷を持ったお互いの傷を舐めあって−・・・




ただ前も見えず、行く先は・・・




堕ちていくだけ−







「だけど、俺はユチョンじゃなきゃ駄目」







不完全な俺たちは2人揃っても不完全のままかもしれない。






「ほかの誰でもない、俺を明るい所に連れてってくれなくてもいいっ・・・
2人で一緒に落ちて行くだけだったとしても…」




「ジェジュンヒョン…」




「パズルのピースがカチっと嵌らなくても・・・」




「ヒョンッ・・・!」





ジュンスが、俺を優しく抱きしめる−・・・





「ごめんね、ヒョン。僕・・・ヒョンにそんな顔させたかったんじゃない。」




「ジュンス・・・」




「分かってるよ、ちゃんと。
ジェジュンヒョンがユチョンを凄く必要としてて、ユチョンもそうなんだって事。
ただ…それが心配だっただけで・・・ごめんね。」




ギュっと抱きしめるジュンスの背中に腕をまわした。





「ジュンちゃん、ありがと・・・」





負けないくらい強く、ジュンスを抱きしめた−・・・





「僕も・・・いるんだからねジェジュンヒョン。」



「え・・?」



「僕が、居るから。何かあったらいつでも僕を頼って。
誰が何ていったって僕はジェジュンヒョンの味方だから!ずっと!!」




力強いジュンスの言葉に、



心の中の深いところから暖かくなる。




ジュンスは−、ジュンスこそ・・・まるで太陽。





見ているだけで元気になれる。




上を向かなきゃ駄目だよーって導いてくれる・・・





「ありがとう」





優しいジュンちゃん。




心配かけてごめんね、




でも・・・ごめん・・・




ユチョンだけは、




どうしたって手離せない−・・・

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