短歌
□贈りもの2011/9/9
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一番の贈りものとは?どれほどの勇者も迷う「それぞれ」の意味
突き詰めた論も素朴な一言に溶かされていく風邪引きの夜
盛りつけた言葉に愛はささやかれ奥の気持ちにそっと答える
「ありきたり」飽きられていくなじまれた言葉にもある不思議な力
理想から外れた道も満たされた大切なことぎゅっと抱き締め
ガサツでもマナーの華は咲いていて贈りものだけ舞台に添える
遠い過去「過去」に仕立てた過ちを背負って笑う「今だけでも」と
穿ちから離れ静かに火を灯す君のケーキに頭を並べ