レポート・エッセイなど

□☆硬貨の面白さ
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金属自体に魅力はないのに
「お金とする」と金属自体にはない魅力を持たせることで、
金属自体に魅力がある様に見えています。

こういう気づかれないように隠された穴みたいなものを、


「対象a(あー)」


と呼ぶそうです。
ジャック・ラカンの提唱した概念ですが、
説明がとても難しいそうです。



お金が「対象a」の例に挙げられるのは、
ゼミの先生からお聞きしたことです。

硬貨には稲穂・桜・平等院鳳凰が描かれていますが、
桜と平等院鳳凰堂からは、
平安時代あたりの文化を連想させることも可能でしょう。


「金属の桜」「金属の平等院鳳凰堂」


と表すと、
少し違った何かが得られるでしょう。
たとえば、「散りにくい桜」とか。



「儚い物」というイメージを変える事ができ、対照的な要素とも感じられる
「現代的要素」「伝統的要素」を組み合わせた表現にもなります。




金属が「お金」という概念から解放され、
散りにくい稲穂や桜を咲かせたり、
より壊れにくい平等院鳳凰堂を見せる、
伝統的素材を引き継がせた現代的作品




…と歌詞を考えていましたが、
今は進んでいません。

現在の硬貨は伝統的素材と難しい論を持った、現代的素材なのです。
 

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