short storyA

□同窓会
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そうこれは、死闘を繰り広げたあの夏の、12年後のお話。




『同窓会』



あれから12年経った俺は、現在27歳。

そんな俺のもとに届いたのは、一通の招待状だった。


“元気にやってるか、アーン?久しぶりじゃねぇか。
今回こんな手紙を書いたのは少し提案があってな。
俺たちが中三の時から、12年が経った。
そろそろ同窓会でもしていいんじゃねぇか?
そう考えて、跡部財閥が所有するホテルで同窓会を開くことにする。
だがな、俺たち氷帝テニス部レギュラーだった8人だけが集まるのはおもしろくねぇ。
だから、青学・立海・山吹・不動峰のレギュラーだった奴らも招待して5校合同同窓会を開催しようと思う。
名案だと思わねぇか?
日時は下に掲載してるとおりだ。
出席できるんなら、俺様まで連絡しろ。
ちなみに、同窓会開催一週間前になっても連絡がこない場合は、欠席とみなすからな。
詳しくはまた後程。

跡部景吾 ”


「同窓会か・・・。」


下に書いてある同窓会の開催日時は、二週間後の日曜日。

特に予定もねぇし、出席で決まりだな。

跡部に連絡しようと携帯を取り出すと、ちょうど電話がかかってきた。

発信元を確認して、思わず自分の顔がゆるむのが分かる。








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