華が舞い散るまで2

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「蓮二」



「なんだ、弦一郎」




何故、お前は変わった。


何故、お前はそこまで“一氏彩夜”にこだわる。




好き 愛?


ふざけるな。



お前が可笑しくなったのは アイツが来てからだ。






柳「愚問だな」




真田「愚問だと!?」



柳「俺は元々、この性格だ。弦一郎が知らなかっただけだろう。それを彩夜のせいにするな」



真田「ぐっ」





蓮二の眼差しはキツい。


“一氏彩夜”に対して



狂っている。






柳「彩夜を愛している」




真田「お前は歪みすぎだ」



柳「かもしれないな」




『柳先輩』




だから俺はお前が嫌いだ。


親友 仲間 幼なじみである蓮二を守りたい。



蓮二を狂わすお前を



蓮二から遠ざけたい。



お前さえいなければ




蓮二は前のように正常になるから…。







柳「彩夜、次は何をした」



『何したと言われましても、約束を破ったって事で』



柳「まあ良い」





お前を…




憎む。










『真田先輩?幸村部長が呼んでましたよ』





真田「…ああ」















『真田…先…輩』



真田「何故だ…何故、お前が蓮二を!!」




『やな…ぎ…先輩…』






俺は…




壊れていく。




あの日の火事も




そのまま 一氏が死ねば良いと思った。



助け出したのは



蓮二…。



何故だ…。



俺はお前が 正常になってくれれば 良い。



お前は何故



一氏を守るのだ





 
 
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